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2017年5月

2017年5月29日 (月)

ピッケルのスパイクプロテクターを改良した!

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆

Pcc_1
(今回はスパイクカバーの改造です)

年齢に反比例してに冬山に行く機会も少なくなり、今使っている歩行用ピッケルもまださほど傷んでいないのにもかかわらず、また新しいピッケルが欲しくなってしまいました。

理由は、最近は歩行用のピッケルでもシャフトの曲がったものを山で見かける機会が増えたため、自分でも使ってみたくなったからです。(笑)

そしてピッケルを新調したついでに石突部のカバーを購入しました。

この種のカバーは今まであまり使用していなかったのですが、黒部立山アルペンルートの持ち込み規制が厳しくなり、ピッケルの場合すべての尖端にカバーが付いていないと持ち込みができなくなったからです。

大学生のころは粋がってピッケルにカバーなど付けないどころか、ドメゾン(だったかな?)に影響されてリーシュ(ピッケルバンド)すら着けない時期もあった私ですが、歳をとってマナーが気になりだしたようですね。

さて、とりあえず軽いものを・・・、という訳でブラックダイヤモンドの“スパイクプロテクター”(商品名)を購入しました。

ところがこの樹脂製のカバー、純正品なのにスパイク(シュピツェ)に上手く収まらず、カバーに付いているショックコードをリーシュに結んで留めるなどにして持ち運ばないと、容易に紛失してしまいそうです。


そんな訳で単独で固定できるように早速改造です!

改造は画像をご覧頂けば一目瞭然だと思います。
スパイク部の穴を利用し、そこに両側に穴あけ加工をしたスパイクプロテクタ―を貫通させるように自作のジュラコン製のピンを嵌め込んで、カバー本体がスパイクから抜けないように固定する仕組みです。

Pcc_5  Pcc_3
(カバーの両サイドに貫通する穴をあけ、自作のピンを通す構造)

ピッケルのスパイクの穴の位置に合わせでφ8㎜の貫通穴をあけ、ちょうど良い長さにジュラコンのφ8㎜の丸棒をカットしてピンを作り、元々スパイクカバーに付属していたショックコードとコードロックを再利用して画像のような構造に仕上げました。
コードロックでショックコードにテンションを掛けるとジュラコンのピンは抜けなくなりますから紛失の心配も無いでしょう。

なお、適切な穴の位置はピッケルによって異なるので、現物合わせで決めてください。


Pcc_4  Pcc_2
(スパイクの穴とピンでカバーは外れない)

立山黒部アルペンルートはもちろん、公共交通機関を利用する場合には、ピックカバーはもちろんスパイクカバーもマナーとして使用すべきものなのでしょうから、どうせ使うなら嵩張らず外れにくい物が好いですよね。
その点このピックカバーの改造は、簡単な工作の割には便利に使えると思いますよ。

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2017年5月13日 (土)

“MSR/ウインド・バーナー”は“JB”を越えたか???

便利度 :★★★☆☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★☆☆☆
危険度 :☆☆☆☆☆

Msrwb_2
(MSRの“ウインド・バーナー”)

最近では山で使う“高速湯沸かし器?”も種類が増え、数社から販売されています。

現在、この手のストーブの代名詞ともなっているジェットボイルから数アイテム、MSRからも“リアクター”とこの“ウインドバーナー”に加えとそれぞれに専用ポットが何種類か発売されており、山道具道楽の私はたいして使わないにもかかわらず馬鹿みたいにその殆どを所有しているのです。

今回ご紹介するMSR の“ウインドバーナー”という1リットル・ポット付きのバーナーは、ガス険の関係で“リアクター”同様、日本での正規販売はされていなかったのですが、面白そうだったので海外通販で購入してみました。
(ついでに、あまり使わなそうな1.8リットルポットまで合わせてポチってしまいました ↓)

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まぁ、この製品自体はすでに2年ほど前から発売されていて、当初は“ウインドボイラー”という名前だったはずなのですが・・・、何かマイナーチェンジでもあったのでしょうか??

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(“リアクター”より一回り小さい)

そんな訳で早速使ってみましたが・・・。
宣伝の通り、たしかに風の強い時は“ジエット・ボイル”より沸騰にかかる時間は実感できるほど早いです。

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(競争相手はたぶんJBだろう・・・?)

しかし、残念なのは、この製品にはイグナイターが組み込まれていな事、そしてこのような輻射式のバーナーには同じMSR社の“ピエゾ・イグナイターも”使えないという事でしょう。
必ずマッチかライターを一緒に持つ必要があります。

条件によっては組み込み式のイグナイターでは点火に手間取る事もありますが、有れば有ったでとても便利であることは“ジエット・ボイル”で実証済みです。

この会社は、どうも機器にイグナイターを付けるのが好きで無いようで、MSRの名が知られるきっかけとなった初代“XGK”の最初の一時期フリント式の着火装置が付いていたくらいで、その後は別体型の“ピエゾ・イグナイター”を発売したものの、イグナイター一体型のストーブはあまり見かけませんよね。

そんな訳で、イグナイターを持たない、この“ウインドバーナー”の場合は一旦消火してからお湯を沸かし直ししようと再着火する場合、一度ポットを取り外して着火し、再びポットを取り付けなければならないのです。
しかも、バーナー部はポットのノッチに固定されているので片手でバーナー部を押えもう片方の手でポットを少し回さなければならなりません。

ジェットボイルだったらポットを取り外す事無く、イグナイターをカチッと押すだけで再着火できるのですから、この点で比較すると使い勝手は頗るよくありません。
また、ポットを取り付けた状態では風に強いとはいえ、ポットを外して着火した直後は炎が安定せず風に極めて弱いため、強風下での着火に手間取ることもしばしばです。(バーナーのメッシュが赤くなれば少々の風にもビクともしない!)

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(社外品はあるようだが、純正のポットサポートは発売されていない)

加えて、ジェツト・ボイルのように純正のポット・サポート(五徳)が無いので、普通の鍋を使用できないという事も、汎用性という観点からは大きなマイナス・ポイントでしょう。

そんな訳で、海外ではかなり高い評価を受けているとはいえ、私としては強くお薦めする山道具という訳ではありませんが・・・、まぁ、風に強いのは確実なので、取り敢えずジェット・ボイルの代わりに暫く使ってみて、何かあったらまた記事にしてみたいと思います。

いっその事、ダメモトで改造しちゃおうかなぁ~。(笑)

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