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2017年7月 6日 (木)

軽いボードブーツ用アイゼンが欲しい! ③

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★★☆☆☆

※当然の事ですが・・・、命にかかわる山道具の改造は100%自己責任にて実施してください。また、改造や修理を個人で行うとメーカーの保障は一切受けられない事も御承知おきください。


さて、前々回前回に引き続き“ネーベ・改”第3弾の御紹介です。
概要は以前の記事をご覧ください。

今回はだれでも入手できる材料とご家庭にある工具でできる改造です。
しかも、これまでの物より強度も遙かに高いはずです。

とはいえ、使う材料は市販されているとはいえやや特殊な部類ですから、小さなホームセンターには無いかもしれませんので、その場合は通販をご利用ください。

必要なのは、ステンレスのスリムヘッドビス(超低頭ネジ)φ5㎜×12㎜とステンレスナット3種φ5㎜の二種類、4個づつだけです。

Bdnbb_6
(φ5㎜×12㎜のスリムヘッド・ビス)

スリムヘッドビスφ5㎜×12㎜は3種のナットを使うと偶然にも長さがジャストサイズですから加工の必要はありません。
なお、ステンレスナットの「3種」という規格は通常のナットより薄いので改造後もあまり出っ張らず見栄えも良好です。
また、ワッシャーは製品に使っていた物を再利用しますので新たには必要ありません。

Bdnbb_4  Bdnbb_5
(ステンレスナット3種は通常より薄く3㎜程度の厚さ)

改造の難しい点は、元々カシメてある中空リベットを取り外す事だけです。
過去の記事を参考にして、慎重に作業をしてください。

後は、ストラップを裏返しにしてアイゼン本体の外側へ付け替えるだけです。
書き忘れていましたが、ストラップを裏返しにするのはワッシャーの納まるくぼみがある方を外側にするためです。(BDのロゴマークは裏側で見えなくなります!)
ビスは8㎜のレンチと♯2ドライバーでビスを締め込み、ビスの頭に短いプラスビットを当ててビスの反対側の末端の周囲をハンマーで叩いてネジ山を少し潰して外れ止めにしておきます。
プラスビットを当てるのは衝撃から薄いネジの頭とネジ溝を保護するためですが、真直ぐに置けるならネジの頭を直接アンビルに当てても構いません。

これはかなり強力なナットの脱落防止策で、ナットが外れることはまずありません。
原状復帰の予定があるなら、適度な状態まで締めた後ナットとビスの接点3カ所程度に先端があまり尖でないポンチを強めに打って弛み止めにしても良いでしょう。

Bdnc_1
(ビスの頭にドライバービットを当てて、ハンマーでビスの先端の周囲を叩く)

最後にネジを少し緩め、適度な抵抗でストラップが回転する位置まで戻します。
末端の潰しが適当なら回らなくなる位置まで戻して丁度良いと思います。
もし必用なら、念の為アロンアルファで回り止めをしておいても良いでしょう。

以上で完成です。

Bdnc_2  Bdnc_4
(完成した状態は結構好い感じだ)

偶然、12㎜長のナットがジャストサイズなので、ネジのカットも不要で作業はとても簡単ですから、必要な方には是非お薦めしたい改造です。

まぁ、私としては2番目に改造したブラインドリベットを使った改造が外見的にもスッキリしていて一番良かったと思っていますが、再々々改造も面倒なので暫くこのまま使ってみようと思っています。

また、現在BDの“コンタクト・ストラップ”を持っていて、ボリュームの大きなボードブーツで履こうと考えている方も、同じ方法で(本体に板厚の差がありますから、できたらビスは0.5㎜位削ったほうが良いかも知れません)改造できますからお試ししてはいかがでしょうか?




【余談ですが・・・】

今年の残雪期、久々にアイゼンを履いたまま薮漕ぎをして酷い目に遭いました。
苦労するのは分かってはいたものの・・・、夏道まで20m位だと高をくくり面倒なのでアイゼンを脱がず這松に突っ込んだのですが・・・。
アイゼンは枝に嵌って抜けなくなるは、ザックに着けた板は引っ掛かるは・・・で、蜘蛛の巣に捕まった蝶々みたいになってしまいました。
おまけにオーバーパンツは松脂でベタベタです。
まさに、後悔先にたたずでした。
皆さん!薮漕ぎをする時は面倒でもアイゼンを外しましょうね!(笑)

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