カテゴリー「テント・シェルター」の記事

2016年5月21日 (土)

“ONI DOME 2”用ミニ・ギアロフトの製作

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆
(“ONI DOME ”ではなく、ミニ・ギアロフトの評価です)


Odgl_6
(今回はこれを作りました)

先日、アライテントの新製品“ONI DOME 2”ってのを買ってしまいました。
最近はテン泊回数も減り、テントも物置の中にゴロゴロあるのにもかかわらず、酔った拍子に「このテント、面白そうだなっ!」っと思ったら無意識にポチってしまったのです。

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(メーカーサイトより拝借!)

さて~、買ったはいいけど・・・、このテント個性的っていうのか・・・、癖があるっていうのか・・・、2人での使用には多少の割り切りが必要のようです。

まぁ、詳細は後日レポートしてみたいと思いますが、物を置くスペースは確保されているとはいえ、その分実際に2人寝るには数字上の床面積よりも狭く感じますし、座った状態でも頭上のスペースには結構圧迫を感じます。

さて、私が新しいテントを購入した時にまずやる事は、使い勝手を良くするため天井のギアロフトを作る事です。
これについては、過去の記事でも何回も紹介している通りですが、今回の“ONI DOME 2”については過去の例に比べてそう簡単に事は済みませんでした。

というのは、最初からついている天井のループをギアロフトの支点に使うと、面が斜めになりますし、大きいうえにかなり下に位置することになり、居住性が極めて悪くなりそうなのです。
メーカー純正の汎用ギアロフト用の位置なのでしょうが、このループに純正品を取り付けたら居住性はかなり低下するはずです。

そこで今回はテントに新たなループを縫い付け、最小限の大きさのギアロフトを取り付けてヘッドクリアランスを確保することにしました。

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(㊧頂部に近いのが追加したループ、㊨ループを取り付けた状態)

夏用テントの場合は、ネットの隅に眼鏡を引っ掛けたり、ヘッドランプや小さなラジオをネットに載せる程度ですから、この位小さくても十分でしょう。

工作は、適当な位置に4カ所新しいループをミシンで縫い付けました。
本体は何時ものようにダイソーの洗濯ネットとポリエステルリボンですが、小さなサイズですし以前の余った材料で作れましたので、経費は0円です。
また、今回はただの長方形でなく、ピタッと張れるように緩い疑似カテナリーカーブで作ってみました。

完成した状態は、実際に取り付けた画像をご覧いただければ判ると思いますが、ヘッドクリアランスを犠牲にせず、必用な機能は確保できていると思います。

Odgl_5 Odgl_7
(載せたライターと較べればミニサイズということが判るだろう)

“ONI DOME”を買ってしまった人は、既成の大きな物でなく、このようなミニ・ギアロフトを作ると、これ以上居住性を犠牲にせず、便利なテントに改造できると思いますので、是非お試しください。

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2015年5月24日 (日)

カテナリーカーブのギアロフト??

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆



私のブログでも繰り返し記事にしていますが、テントのギアロフト(ギアハンモック)は絶対に便利です!

しかも、100円ショップで素材を調達すれば、信じられないくらいリーズナブルな価格で自作できますので、改造未経験の皆さんにも是非MYOG入門としてチャレンジしてもらいたい工作だと思います。

さて、過去にも何度も記事にしていますので、今回はブログネタに用に少々趣向を変えてみました。

たいした改良ではないのですが、早い話が普通の長方形のギアハンモックの4辺を、直線でなくカテナリーカーブ(懸垂線)にしてみたのです。

やや大き目のテント用の大きなギアロフトなので、糸巻型にすれば弛みも目立たず、多少はカッコ好く見えるはずだと考えたのですが・・・。


さて、素材は、以前作った際に半分残った洗濯バッグのナイロンメッシュ地と、買い置きしておいたポリエステルのリボンですが、何れも100円ショップで購入したものなので、今回のギアハンモックの材料費は実質0円!、原価的にも100円少々という事になります。(画像↓)

Ghm_3


浅いカテナリーカーブの作図には実際にボール・チェーンをカッターマットの上に弛ませ、そのカーブを型紙に写し取りましたが・・・、実際にはかなりいい加減になってしまいました。

その型紙に沿ってメッシュ生地をカットしますが、縦横比はテントのフロアーと相似にすると好いでしょう。
カットの際は、大型のカッターマットとロータリーカッターが非常に有効です。

Cghmk_1
(4辺を浅いカテナリーカーブにカットした)

あとは、二つ折りにアイロン掛けをしたポリエステルリボンをメッシュの縁に挟んで縫い付けるのですが、曲線に沿ってテープを曲げながら縫うのは直線縫いより少々気を使います。
最後に、四隅に取り付け用のループを縫えば完成です。

Cghmk_2 Cghmk_3
(㊧四隅のループ ㊨完成した状態)


画像はモンベルのステラリッジ4型に取り付けた状態ですが、単純な長方形の物よりもピシっと張れているような気がしませんか・・・?。
また、画像はただ取り付けた状態ですが、物を載せるともう少し見栄えのするアウトラインになります。

Cghmk_5 Cghmk_4
(心なしかピシッと張れているような、いないような・・・笑)

とは言え・・・、手間を掛けた割には、ほとんどの方には気付いてさえもらえない小細工的な改造でしょうし、正直なところ実用性も全く変わらないでしょうね。(笑)

そんな訳で・・・、よほど酔狂な方以外には、工作の簡単な普通の長方形のギアハンモックの自作をお勧めします。

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2015年4月15日 (水)

“HOOPLA 4”のギアロフトを作る

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆

H4gl_2
(今回は“HOOPLA 4”のギアロフトです)

“HOOPLA 4”については既にご紹介済みですが、中型の超軽量テントの中ではかなり快適に使用できるスグレモノです。

今回は、このテントをさらに快適にするための“ギアロフト”を作ることにしました。

“ギアロフト”があると、何かと物の場所が分からなくなる狭いテントの中でちょくちょく使う小物を置いたり、ヘッドランプを下向きに乗せてランタンにしたり、また裏技としては中波ラジオを高い位置でアンテナの感度の良い方向に向けて置いて放送を聞くのにも役に立ちます。

今回“ギアロフト”を作る“HOOPLA 4”の場合は、円形のフレームの収まるマイラークロスの周囲に小さなループが12個ありますのでその内の6個を使って不等辺6角形のメッシュネットを張ることにしました。
また、この形式ならキャノピーに着けっぱなしでも設営・撤収ができますからとても便利です。

素材は例によって100円ショップの洗濯ネットとポリエステルのサテンリボンですから、材料費は総額でも200円+消費税、使った分だけだと100円位でしょうか・・・。

Ghm_3
(ダイソーの洗濯ネットとサテンリボン)

作り方は、まず現物合わせで型紙を作り、それに合わせてネットをカットしますが、この時は大型のカッターマットと、布地用のサークルカッター(画像↓)を使いましょう。
サークルカッターは、円形の刃物に適度なブレーキを掛けながら回転させて布地をズラさずにカットできますので、これは絶対お薦めです。

Ghm_4

縫製はポリエステル製のリボンを二つ折りにして低温でアイロン掛けをし、ネットの端を挟むように縁取りをします。

Ghm_5 
(ネットの縁はリボンで・・・)


張った時に縁が弛むと見苦しいので、外周に接する部分のラインはカテナリー曲線風に目分量で円弧上にカットしましたが・・・。
弛みは少ないものの、カットが遠慮がちだったのか・・・、実際に出来上がったら、思った程カッコ良くはなりませんでした。(笑)

H4gl_4
(周囲をスパンごとの円弧をつないだ形状にするとピンと張れる)


長い辺には中間に支点を2カ所設け、天井の頂点にあるループにフックで吊るして垂れ下がりを防いであります。(画像↓)
できたらここもカテナリーカーブでつなぐと美しかったかも知れませんね。

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(ターバック・ノットで張りの調節ができるようにした)

また、長辺の両端2カ所はフレーム変形時の逃げ代を考えショックコードで接続しました。(画像↓)

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詳細は見てのとおりですが、物を置くスペースも結構大きく、座った姿勢なら頭の上の圧迫感もあまり無く、結構使えそうな“ギアロフト”に仕上がりました。

形が複雑なので作るのに手間は掛かりますが、200円程度の投資でテントの使い勝手が著しく向上しますので、“HOOPLA 4”をお使いの方には是非お薦めしたい自作道具です。

さて、これで“HOOPLA 4”のチューニングはほぼ完成ですので、実戦投入が待ち遠しい今日この頃です!

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2015年3月20日 (金)

“HOOPLA 4”のフロアー製作②

便利度 :★★★★☆
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆



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(M.H.W.の“HOOPLA 4”)


【“HOOPLA 4”のフロアー製作①”からの続きです】



現物合わせで寸法を確認したら、早速縫製作業に入りましょう。

この素材は滑りやすいので私の本縫いミシンでは縫い目が揃いません、綺麗に縫おうとすれば“総合送りミシン”(上・下の送り歯に加え針も前後に動いて生地を送る)が必要でしょう。

また、私の職業用ミシン(ブラザー/ヌーベル300)には“下針送り”という薄物をズラさず縫える特殊な機能がありますので慎重に縫えば上手く縫えるはずだったのですが、私のがさつな性格と技術不足のため、この機能を活かすことができませんでした。
したがって、縫い目が揃わず見栄えは悪くなりますが、そこは我慢するしかありません。
また、布地と違い返し縫をしても解れ易いので、縫い始めと縫い終わりは“ピケ(商品名)”などの解れ止めで固め、縫い目にはシームシーラーを塗って浸水を最小限に抑えておきます。

また、縁周りには純正品に倣ってバスタブ状の立ち上がりを設けましょう。
これで土や砂などがフロアーに入るのをかなり防げるはずですし、立ち上がり部分にディートをスプレーしておけば虫の侵入もある程度防げると思います。

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(フロアーの縁をバスタブ状に縫製)

キャノピーとフロアーの連結は純正と同じく“オシャブリ(トグル・ボタン)”を使います。

適当なパーツの入手が困難なため、このパーツも自作することにしました。
素材はΦ6㎜のウレタンのエアホースを25㎜程度にブツ切りし、側面中央にφ2㎜程の穴を開けます。
穴はドリルビットを使わず、細径の鳩目ポンチをボール盤のチャックに咥え回転させながら押し付けると綺麗な丸い穴が開きます。
なお、ウレタンホースに竹串を通して作業すると効率的です。
また、作業過程でポンチに詰まった切屑は頻繁に取り除きましょう。

この穴からホースの中に細紐を通し、ホースの末端で結んでから引き込めばそこそこ見栄えの良いトグル・ボタンが出来上がります。(画像↓)

H4tb_6

ウレタン製のトグル・ボタンは軽く、またある程度の柔軟性がありますので、通常の力では外れる事無く、そして強い力が加わった時には曲がって外れてくれると思いますので、この用途には最適な素材でしょう。

トグルは1コーナーにつき上下2個所で、長短合計12個作らねばなりません。
フロアーへの結合は上端のトグルはポリエステルのリボン、ボトム側は薄いナイロンテープを縫い付け、そこにヒバリ結びで取り付けました。(画像↓)


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このトグルをキャノピー下部のループに通せば、フロアーと一体化してズレてしまう事もなくなります。(画像↓)

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なお、詳細は画像をご覧いただければ一目瞭然だと思うので割愛しますが、慎重に寸法合わせをした結果下の画像のように幕体内側にキッチリ収まるフロアーが完成しました。

H4f_1

また、タイベックを使った結果、418gと純正オプションのフロアーよりもかなり軽い重量に納まりました。
4人で使えば床付きのテントが一人当たり@350g (≒ 缶ビール1本分!)で持ち運べるという訳です。

H4tb_3
(418g に仕上がった!)


作業自体は単純ですが、大物なのでカット・縫製ともかなり手間が掛かりましたが・・・、数年前に買った手持ちのタイベックを使いましたので新たな材料費はほぼゼロ。
これで格安で買った“HOOPLA 4”も、金を掛けずにさらに快適に使えるようになった訳です。


しかし・・・、よく考えたら、このテントにはもう一つ作らなければならない物がありました。
それは、“ギアロフト(ギアハンモック)”で、私的にはこれが有るのと無いのではテント生活の快適性が全く違うと言うほどの便利グッズです。

そんな訳で・・・、続いて“ギアロフト”も作ることにしました。

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2015年3月 8日 (日)

“HOOPLA 4”のフロアー製作①

便利度 :★★★★☆
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆



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(M.H.W.の“HOOPLA 4”)

先の記事でご紹介したように、過日、よせばいいのに、M.H.W.の“HOOPLA4”という変な形のシェルターを買ってしまいました。

このシェルターは、アルミ合金製のフープ(輪)を上部に組み込むというユニークな構造のお蔭で、6角形の対角長292㎝もある4人収容のモノポールシェルターとして内部の容積も十分確保しているのにもかかわらず、全高約130㎝と低く抑えられ、また、本体重量もほぼ1㎏(ミニマム0.9㎏)と収容人員からすれば極めて軽量です。

H4tb_1
(フレームとガイライン・収納袋込み、ペグ含まず だと実測911g!)

フロアレスで使うのがこの種のシェルターの王道だとは思いますが・・・、どうせなら床も欲しいなと考え、オプションの専用のフロアー(フットプリント)の購入を考えました。
しかし・・・、何故か国内では単体での購入が不可能だったのです。


そこで・・・、「欲しい物が無ければ、作っちゃえ!」という山道具道楽のポリシーに従い、定番の“タイベック”を使用して自作のフロアーを作ることにしました。
実測に基づき図面を引いてみると、手持ちの3m幅のタイベックにジャストで収まる事が判りましたので、早速作業開始です。
軽量とはいえ、透湿性のあるこの素材がグランドシートに適しているかは疑問ですが・・・、まぁ、堅い事は言わずに作業開始です。


まず、寸法を割り出し、タイベックシートに直接作図しますが、フロアーが正六角形なので160センチほどのスパンの取れるコンパスがあれば作図は極めて容易です。
私は角材と小さなCクランプで簡易ビームコンパスを作り、フロアーの六角形を描きました。
その他、アルミのアングル材などで良いので1.5m長程度の長い定規を用意しておくと作業が楽になります。
また、かなり大物なので5m四方程度の固くフラットな作業場所と2名の人員を確保してから作業に入りましょう。

なお、タイベックシートを養生テープで床にピンと張って固定すると、正確に墨出しができます。

余裕を持った6角形に裁断できた段階で、実際に“HOOPLA 4”を張って寸法合わせをし、必要なら本体の裾のラインより内側にフロアーの外縁が収まるように墨を入れ直します。
面倒な作業ですが、出来上がってから泣くのがいやなら慎重に寸法合わせをしておきましょう。

大き過ぎたりキャノピーの外縁ギリギリの大きさだとかえって雨を室内に誘い込みますので、やや小さ過ぎる位の方が安心です。
フロアーの対角長で言えば290~292㎝位がジャストサイズになると思われます。

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(縫製前に現物合わせで寸法確認を!)



次に、縫製作業に入りますが・・・、詳細については続編で解説しようと思います。


【以下、続く・・・】

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2015年1月26日 (月)

また変態テント“HOOPLA 4”を買っちまった~!

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★☆☆
危険度 :☆☆☆☆☆


私は日本の山では基本的にアライのエアライズやカモシカのエスパースのようなクロスフレームの自立型テントが絶対便利だと思っています。

しかし、山道具道楽の悲しい性で、目新しい変わったテントがあるとつい物欲が働いてしまうのです。

療養中の過日、体調が回復したらタープより密閉性が高く、家族で宴会ができて、しかも4人が就寝できるような超軽量なシェルターが欲しいなぁ・・・、などと考えていたら・・・。
運悪くウェブ上で、M.H.W.の“HOOPLA4”というかなり変な形のシェルターと出会ってしまったのです。

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(“HOOPLA4”はかなり変な形をしているが・・・)



このシェルターは非常に独創的な設計で、角錐型のモノポールシェルターの上部に“トラスリング”と呼ぶ円形のフレームを配置し、ヘッドスペースを確保するという画期的な物でした。

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(輪になったフレームによりヘッドスペースを広げている)



しかも、この変な形が災いして人気が無かったのか・・・?、旧カラーとは言え現行モデルが、何と40%OFFの大バーゲン価格で売られていたのです。

そんな訳で、GOLITEの“HEX3”で三角テントには懲りている筈なのに、また新しいモノポールテントをポチってしまいました。

実際に張ってみたところ、ややコツは要るものの、ネット上に動画で張り方の解説もあったため、初めてでも特に苦労せずにシッカリ張ることができました。

円形のフレームのお蔭で上部の空間を確保しつつ全高を低く抑えられたため、トレッキングポール1本で設営が可能なのもこのテントの特徴です。(多くのモノポールテントではトレッキング・ポールのジョイントが必要!)
ただし、ポールの長さは低く張っても最低130㎝必要ですから、女性用の短いトレッキングポールだと寸法不足で使えないかも知れません。

フロアーの真ん中にあるポールは些か邪魔ですが、取り敢えず4人が寝られて本体重量がジャスト1㎏(ミニマム0.9㎏)なら、一人当たり@250gですから、まさしく超軽量シェルターです。

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(内部はかなり広い)



耐風性はGOLITEの“HEX3”のような角錐型のモノポールシェルターよりは劣るかも知れませんが、外周のペグさえ効いていれば結構しっかり立っていますし、付属の補助用ガイラインで補強すればそこそこの耐風性はありそうで、稜線のテン場でも問題は無さそうです。

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(補助ガイラインも6本付属している)



また、樹林帯なら頂点にあるハンギングループで吊っても設営が可能でしょう。(画像↓)

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ベンチレターはアルミ(?)ワイヤーのフレーム入りの小さなもの一つですが、入り口がWファスナーになっているので、上部を開放すればここからも換気が可能です。


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(頂部のベンチレター㊧と、ドア上部㊨で換気が可能)


現物を総合的に見れば、変な外見の割には十分実用的なテントのようです。

まだ実際に使っていませんし、今年の冬はテント泊の冬山には行けそうもないので、来春以降実際に使ってからレポートなどもしてみたいと思います。



それから・・・、、このテントにはオプションの専用のフロアー(フットプリント)もあり、国内定価でも12,000円程度の設定だったので別途購入も考えましたが・・・、何故か国内では現在単体での購入が困難のようです。

買えないとなると余計に欲しくなるのが人の性!成り行きとして、フロアーを自作することになりました。

この自作フロアーの製作については、後日ご紹介予定です!



【以下、「フロアー製作編」へ続く・・・】

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2012年7月12日 (木)

50円でできる?“ギア・ハンモック” ②(改良編)

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


“50円でできる?“ギア・ハンモック” ①(試作編) ”からの続きです】


さて、材料も余っていますし・・・、試作で素材の持ち味も分かり、修正すべき寸法も判りましたので、今回は実際に使用するギア・ハンモックを作ってみました。

基本は前回の試作とほぼ同じなのですが、試作品の状態を参考にして寸法を少し大きくし、不使用時などに邪魔にならないように、テンションを掛けてピンと張る仕組みを追加してみました。

Gh_1
(㊧試作品、㊨今回の改良型)

作り方は前回と同じですので詳細は前回の記事と、完成後にテントに取り付けた状態の画像(↓)をご覧頂ければ一目瞭然だと思います。

今回は試作品より多少大きめに作ろうとメッシュは470㎜×270㎜に裁断しました。
少々の縫い縮みはありますが、エアライズ2の場合これがほぼジャスト・サイズでしょう。

Gh_6  Gh_2

また、今回は長辺の中央にループを取り付けて、細い紐とコードロックで中央が弛まずピンと張れるようにしてみました。(画像↓)

Gh_4  Gh_3
(テンションを掛けピンと張っておけば弛まず、見た目にもスッキリする)

実際の使用状態が下の画像です。
たくさん物を載せると弛んで少々目障りですが、居住性が極端に悪くなるような事はありません。
また中央のコードを張ると使用中も弛みを多少抑えることができます。
さらにギアハンモックを弛まないようにするには、テント頂点のループを5つ目の支点にする方法も考えられますので、今後テストしてみたいと思います。

また、小物やヘッドランプを載せておくのに便利なだけでなく、眼鏡を使用している私は、就寝時に四隅や中央のコードに眼鏡を掛けておきますが、こうしておくと探さずにすみますし踏み壊わす心配も無く安心です。

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「有ると無いとじゃ大違い!」と言って良いほど便利ですし、何より100円ショップの材料を使えばタダ同然ですから、皆さんにも是非お勧めしたい自作道具です。

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2012年4月16日 (月)

50円でできる?“ギア・ハンモック” ①(試作編)

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆



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(今回はこれを試作しました)


お恥ずかしながら、最近はテント泊山行もめっきり少なくなってしまったにもかかわらず、また新しいテントを買ってしまいました。(・・・と、言っても去年の話ですが・笑)

ずいぶん長いこと使って全体にくたびれて、穴も開いてしまったアライテントの“エアライズ 2”を買い替えたのです。

再び同じテントに買い替えるというのも能の無い話ですが・・・。
山道具道楽の私ですから、変わった形のテントや軽量なシングルウォール・シェルターも幾つか所有してはいるのですが、やはり実際に山で使用するとなると“エアライズ”のような極めてオーソドックスな自立式のWウォール・テントの出番が一番多いからです。

自立式ならペグの効かないガレ状のテン場や舗装した林道・駐車場にだって建てられますし、Wウォールだと降雨時の通気性も良く大雨にも安心で、何より前室が有ると靴やクッカーの置場に困ることもありません。
シングルウォールより多少重くても、山行形態によってその重量差以上のメリットがあると判断した場合、私は迷わずエアライズを選択します。

日本の山のテン場がアライとカモシカとモンベルの同じようなテントに埋め尽くされるのもこのような理由からなのでしょう。
私も、他人とカブルのは好みませんが、やはり実用性を考えると使用する頻度が高くなってしまうのも当然な成り行きかも知れませんね。

さて、10年以上ぶり(?)に買い替えた“エアライズ 2”は色も少々変わっており、若干軽くなった印象ですが、あの質実剛健な基本設計は変わっていません。
進歩が無いというより、これ以上は付け足すものも差し引くものも無い、ある意味で完成した形状、とでも言ったら良いのでしょう。

とは言え、新しいテントを既成のまま使うというのも面白くないので、いつも私はガイラインをダイニーマ製に交換したり、気になる部分をミシンで補強したりと、少々自分なりのチューニングを施してから使用することにしています。
そのチューニングの一環として、この新しいエアライズにも新しいギア・ハンモックを取り付けることにしました。

自作にあたっては、従来私が使ったのと同じ黒いメッシュ製では面白くないので、今回は趣向を変え、と100円ショップでギア・ハンモック用の素材を物色してみました。

そこで見つけたのが、“大型洗濯ネット”と“ポリエステル製のテープ(品名=サテンリボン)”です。
“大型洗濯ネット”のメッシュは、安価でも生地屋で買うものと同等な品質ですし、リボンは薄くても必要な強度はありそうで、しかもグログランテープより軽量に仕上がります。
また、リボンはポリエステルかナイロン製を選びましょう、同じリボンでもレーヨン系は避けたほうが賢明です。

Ghm_3
(100円ショップ恐るべし!これで税込み210円)

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(㊧大型洗濯ネット、㊨サテン・リボン)

今回“エアライズ 2”用に試作するハンモック本体の大きさは25㎝×45㎝にしてみました。
この位の大きさなら、洗濯ネットをバラすと4枚分採っても余りますしファスナーも再利用できそうです、またテープも5mですからこちらも3個は十分作れる長さです。
つまり、材料だけなら1個あたりアバウト50円!安すぎです。
メーカー純正ギアハンモックだと税込み1,680円ですから、出費も30分の1で済むわけですね。(笑)

まあ、ギア・ハンモックを同時に4つも作る方はいらっしゃらないと思いますが、材料が余ったら、ミシンを出したついでにメッシュのポーチでも作れば無駄は出ないはずです。
私は残りの生地で渓流釣り用の小さなネット魚籠を作ろうと考えています。

Ghm_4
(カッターマットとロータリーカッターなら伸縮する素材でも正確にカットでき折る)

形状が単純ですからアバウトにやっても大きな失敗にはならないでしょうが、対辺の長さが同じになるように同じテンションで縫う事や、若干の縫い縮みがあることを計算に入れてミシンをかけてください。
私も、今回はまずアバウトに試作してみて、実際にテントに取り付けた時の寸法や縫い縮みの状態などを確認し、それを参考に改良した実用型のギアハンモックをあらためて製作することにしました。
なにせ材料費が安いので、この位の無駄ももったいなく感じないのが好いですね。(笑)

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(画像は職業用ミシンだが、むしろジグザグの使える家庭用ミシンの方が良いだろう)

メッシュの4辺を二つに折ったテープで挟むように縁取り、最後に四隅にテント取り付け用の細紐を通す細いテープの輪を縫い付ければ完成です。
テープに腰が無いのと、材料費50円の試作品という気の弛み?が原因で、仕上がりは縁がワカメ状に波打ってしまいました。
綺麗に仕上げたかったら予めテープを2つ折りにしてアイロンをかけておけば縁がピシッと決まるはずです。
まぁ、見た目はイマイチですが実用上は問題ありませんので良しとしてください。

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(完成した“ギア・ハンモック”試作バージョン)

実際に取り付けた状態は画像(↓)のようになりますが、以前の記事     でも述べたように、小物や壊れ易い眼鏡などを置くのに便利であるのみならず、ヘッドランプを置いてテント内照明にしたり、山ラジオを感度の良い方向に向けて置くのにも使え大変重宝します。

Ghm_8  Ghm_10
(㊧取り付けた状態、㊨画像のように拡散モードにしたBDのストームを置くと理想的なテント内照明に)

また、物置きがあると、つい色々載せてしまいたくなるのが人情ですから、ついでにテント側のループも補強しておくと良いでしょう。

Ghm_7
(テント側ループの補強、私のイイカゲンさを物語る縫い目がご愛嬌・笑!)

縫製は普通の家庭用ミシンでも十分可能ですし、何より実質50円足らずの材料で作ったとは思えないほど役に立ちますので、ぜひみなさんにもお薦めしたい工作です。

さて、この試作型でも十分満足できる仕上がりですが、材料もまだ余っていますので、次は今回の試作の結果を生かし、寸法を微調節してさらに少々機能を追加した実用型のギアハンモックを作ることにしましょう。(以下続く・・・)

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2011年10月22日 (土)

タープに“雨垂れ避け(Drip arrester)”を付ける

便利度 :★★★★☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆



最近の私は、虫の苦手な連れ合いと一緒に簡単な沢登りにしか行きませんので、泊まりもフロアー付のシェルターがほとんどですが・・・、場所と季節によっては沢登りのビバークにタープを使うのも良い方法だと考えます。

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(沢なら前室の無いシングルウォールシェルターも軽くてよい)

通常のテントと比べれば耐風性にも問題があり、雨が吹込むなどで通常の登山では実用的とは言い難いタープですが、沢では稜線ほどの強風はありませんし、地面が傾斜していたり凸凹でテントの張りにくい“優良物件”(笑)とは言えない場所でも、タープならなんとか就寝場所を確保できることも多いからです。
また、何よりタープ独特の解放感も魅力ですし、シンプルで軽量コンパクトというのも沢登りにマッチしている気がします。
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(愛用者も多いアライの“ビバークタープ”)

とは言え、沢の場合でもタープの張り方によっては雨の日の吹き込みや雨漏りに苦労させられることも無い訳ではありません。

かなり昔ですが、木と木の間にクライミングロープを水平に張って、それに四角形のタープを被せ、裾を何ヶ所か張り綱で固定して屋根にしたところ、夕方から大雨になり、木に結んだロープから雨水が伝わって来て懸垂線の中央、つまりタープのど真ん中から雨垂れが落ち、シートが水浸しになってしまったことがあります。

このような失敗を繰り返しながら、ロープを意図的に斜めに張って水勾配を設けたり、タープ直近にシュリンゲを巻き付けて垂らし、ロープを伝わって流れるの雨水をタープに入る前に下に誘導するという知恵を身に付けましたが、こんなチョットした工夫でもタープでの野営は格段に快適にしなるのです。

また、木と木の間に張ったロープにタープを掛けるような張り方をせず、面倒でも斜めに張ったロープにクレムハイストで支点を2個作りロープの下にタープを吊るすという方法も考えられます。

最善の策は流木で支柱を作り、細いガイラインを下向きに張って家型テントのようにタープを設営することでしょうが、それが面倒なら次善の策として、クライミングロープは使わずタープの棟の両側に細いガイラインを取り付け、直接木に結ぶ事でしょう。


また、最近の“ヘキサ”とか“ウイング”などと呼ばれる多角形型のタープなら棟部分のガイライン取付け部の幕体が鋭角になっているため、両端のガイラインを木に固定したとしても、ラインを伝わった水はタープの外縁に沿って流れ、四角形のタープを切妻型に張った場合と比較して棟の裏側を伝う水滴は多くないようです。

Da_5
(㊧切妻型に張る四角形のタープと、㊨多角形型タープの棟のガイライン取り付け部)

しかし、この多角形型のタープでも両側の支点を離れた樹木の同じ高さに取り、棟が綺麗なカテナリーカーブ(懸垂線)を描くようにビシッと張った場合は、雨がガイラインを伝わりタープ中央に落ちる可能性も無い訳ではありません。

そこで、私はタープの棟両端のガイライン取付け部に、水滴が幕体内側に回り込み難くするように自称(笑)“Drip arrester”要するに“雨垂れ避け”を付加していますのでご紹介したいと思います。

画像をご覧いただければ一目瞭然だと思いますが、ハイパロンのシートを丸く切って中央に小さな穴を空けただけです。
このパーツでガイラインを伝って来る水を、タープの裏側に流れ込む前に「忍び返し」のように下に落としてしまおうという訳です。

Da_2  Da_4
(“Drip arrester”を取り付けた状態)

穴の大きさはガイライン取付け用のループがギリギリ通る位小さめにしておいたほうが効果的でしょう。
また、可能なら“SILNET”などで防水したほうが良いかも知れません。

こうしておけば、木からガイラインに沿って流れてきた水がこの部分で水滴となって下に流れ落ち、タープの天井部分に水が回り込む事を気休め程度には防いでくれるはずです。

また、以前100円ショップで買った小さなビニール製の「吸盤」の中央に穴をあけて同様のモノ作ったこともありましたが、むしろこちらの方が簡単で形状的にも効果的だったような気がしますので皆さんにはこの方法をお薦めします。



さて・・・、沢登りでは汎用性の高いオーソドックスな四角形のタープが多用され、また樹木を支点にして張ることも多いと思いますが、そんな場合でも棟に若干の水勾配をつけ屋根の鋏角を広げ過ぎないといったチョットした張り方の工夫次第で雨天の居住性を格段に向上させることができます。
そして、さらに今回の記事のような小さなアイテムを装備に加えれば、タープの下で過ごす雨の停滞日をもっと快適にしてくれると思います。

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2011年9月24日 (土)

フレームのリペアチューブ携行の小ワザ

便利度 :★★★★☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


登山用テントのジュラルミンフレームは通常の使用には耐えられるだけの強度は持っていますが、時として折損してしまうことも無い訳ではありません。
折損は強風や積雪はもちろん、設営や撤収時に不用意に風に煽られたり飛ばされたりしたという人的ミスでも発生しますので要注意です。

そこで、応急対応用にテントの標準装備としてリペア用の短いチューブ(リペアスリーブ)が付属しているのが普通です。
折れた部分(多くはジョイント部)を石などで大まかに修正したあと、このチューブを折損部分に被せ、ガムテープ等で固定すれば一応はテントが使えるようになりますので、いざという時に頼りになる必需パーツと言っても良いでしょう。

Rt_1
(フレームのリペアチューブ)

リペアチューブは普通はフレームの収納袋に一緒に入れておいたり、ペグ袋に入れておいたりするのですが、設営時に落としてしまったり、特に複数のテントを持っていたりすると家の物置の中で迷子になってしまったりしてしまいがちです。

しかし、何らかの方法でフレームとそれにマッチしたリペアチューブを一体化しておけば、絶対に失くしてしまったり、別のテントフレームのリペアチューブを間違って持参してしまう事も無くなる訳ですよね。

そこで私は、リペアチューブをフレームの末端近くの邪魔にならない場所に通し、上下を短く切ったビニールホースで挟むような格好で半固定しています。

Rt_3
(輪切りにしたビニールホース)

ホースでなくビニールテープでも構わないのですが、中途半端に密閉するとフレームとリペアチューブの間に水が入った場合乾き難く、それが長期にわたるとフレームが錆びてしまう恐れもありますので、リペアチューブが少し遊動するようなルーズな固定が良いと思います。

Rt_5
(このようにフレーム末端近くにリペアチューブを通し固定しておく)

また、言うまでもありませんが、フレームをテントのスリーブに通す時はリペアチューブを固定していない方の端から入れ、抜く時はリペアチューブを固定した方の端から行わないとフレームが引っ掛って抜きにくくなりますので注意してください。

単純なアイデアですが、まさかのフレーム折損時にも、リペアチューブを入れたペグ袋をあちこち探す事も無く、速やかに修理することができますのでかなりお勧めな小ワザだと思います。

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