カテゴリー「その他・一般」の記事

2017年11月14日 (火)

ウィペットのピックカバーに一工夫?

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(ピックの改造を含めた評価です)

ご無沙汰しています!!
更新をサボっていましたが、もうそろそろ冬シーズンなので山スキーネタを記事にしてみました。
今回は“ウィペット”を使いやすくする小改造です。


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(改造ピックカバーを付けたウィペットは冬でも春でも大活躍!)

ウィペット自体はは良く出来た製品ですが、付属のピックカバーについては少々不満を感じてしまいます。

過大な要求かも知れませんが・・・、カバー不使用時の事までは考えられていないのです。

普通の滑降時や山の行き帰りの列車内などでは安全のためカバーは必須ですが、山の中で失くしてしまったのでは話になりませんよね。

不使用時に取り外したカバーはザックに着けたカラビナにクリップしておくか、ベルトなどにヒバリ結びでぶら提げておけば良いのですが・・・。

登行時、このキックターンでは滑落したくないなぁ~・・・と感じた時など、ピックにカバーが付けたままの状態だと、急遽カバーを外さねばなりません。

しかし、そんなシチュエーションで手袋をしたままカバーを外して、それを落とさないように収納するのは結構面倒です。

また、スノーシューで腰高くらいの雪の段差を乗り越える時に一回だけ手掛かりが欲しい時などに一々カバーを外すのも手間ですよね。

以前、私は外したカバーをオーバーパンツのポケットに入れてしまい、気が付いた時にはどこかに落っことし失くしてしてしまいました。

その後、リストストラップの付け根に細紐のループを作りそこにピックカバーのコードを通して紛失しないように工夫しましたが、それだと外した時のカバーがブラブラして鬱陶しい感じです。

そんな訳で急な着脱にも対応できて、かつ紛失の恐れを回避し、しかも必要な状況では容易に完全に取り外すことができる構造に改良することにしました。

構造は画像の通りです。(↓)

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構造の要となるのがヘッドにあけた穴と“タック・トグル”(トグルボタン)という樹脂部品です。

“タック・トグル”というのは軍装品などにも使われるパーツですが、簡単に言えば鞄屋やテント屋などが言う“オシャブリ”の事です。

Wppc_1
(タックトグルで固定した状態)

私のウィペットのピックには画像(↑)のようなφ15㎜の穴がありますので、タックトグルをここに通すと、カバー不使用時にブラブラさせておいてもまず外れる心配は無さそうですし、必用なら簡単に取り外して分離することも可能です。

Wppc_3
(一時的にピックカバーを外した状態でもまずは外れない)

Wphk_2
(完全に取り外すのも簡単)


付属のコードロックをこの形で再利用するならから穴の直径はφ15㎜必要ですが、タックトグル単体ならφ10㎜程度の穴でも使用できるでしょう。

ウィペットのピックカバーの取り扱いを面倒だとお考えの方には、(穴明けの手間は掛かりますが・・・)おススメの改造だと思います。

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2017年8月 6日 (日)

“山道具道楽”について

当ブログは、管理者の山道具への拘りを綴ったもので、山道具というハードウェアーのみに特化し、記録等の記述は基本的に掲載しない方針です。

記事の内容は私の主観に基づいてお、り多分に偏った表現も多く、また、時々コラムで個人的な意見を述べてみたり、近況などを記事にすることもありますが、それも御愛嬌と思って御容赦ください。

※ なお、当ブログ開設の経緯などは“山道具道楽へようこそ”(旧、トップページ)をご覧ください


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※当ブログも2007年の開設以来、早いものでもう10年目に足を踏み入れました。
したがって古い記事の中にはかなり陳腐化した内容も含まれていますので記事の日付を確認してご覧いただければ幸いです。



(近況)

しばらく更新をサボっていますがまだ生きています。

先日紅葉を見に山に行ってきましたが・・・、休日しか休みが取れず、山頂は今まで経験したことのないような 大混雑!
おまけに紅葉もイマイチでした。
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2017年5月29日 (月)

ピッケルのスパイクプロテクターを改良した!

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆

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(今回はスパイクカバーの改造です)

年齢に反比例してに冬山に行く機会も少なくなり、今使っている歩行用ピッケルもまださほど傷んでいないのにもかかわらず、また新しいピッケルが欲しくなってしまいました。

理由は、最近は歩行用のピッケルでもシャフトの曲がったものを山で見かける機会が増えたため、自分でも使ってみたくなったからです。(笑)

そしてピッケルを新調したついでに石突部のカバーを購入しました。

この種のカバーは今まであまり使用していなかったのですが、黒部立山アルペンルートの持ち込み規制が厳しくなり、ピッケルの場合すべての尖端にカバーが付いていないと持ち込みができなくなったからです。

大学生のころは粋がってピッケルにカバーなど付けないどころか、ドメゾン(だったかな?)に影響されてリーシュ(ピッケルバンド)すら着けない時期もあった私ですが、歳をとってマナーが気になりだしたようですね。

さて、とりあえず軽いものを・・・、という訳でブラックダイヤモンドの“スパイクプロテクター”(商品名)を購入しました。

ところがこの樹脂製のカバー、純正品なのにスパイク(シュピツェ)に上手く収まらず、カバーに付いているショックコードをリーシュに結んで留めるなどにして持ち運ばないと、容易に紛失してしまいそうです。


そんな訳で単独で固定できるように早速改造です!

改造は画像をご覧頂けば一目瞭然だと思います。
スパイク部の穴を利用し、そこに両側に穴あけ加工をしたスパイクプロテクタ―を貫通させるように自作のジュラコン製のピンを嵌め込んで、カバー本体がスパイクから抜けないように固定する仕組みです。

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(カバーの両サイドに貫通する穴をあけ、自作のピンを通す構造)

ピッケルのスパイクの穴の位置に合わせでφ8㎜の貫通穴をあけ、ちょうど良い長さにジュラコンのφ8㎜の丸棒をカットしてピンを作り、元々スパイクカバーに付属していたショックコードとコードロックを再利用して画像のような構造に仕上げました。
コードロックでショックコードにテンションを掛けるとジュラコンのピンは抜けなくなりますから紛失の心配も無いでしょう。

なお、適切な穴の位置はピッケルによって異なるので、現物合わせで決めてください。


Pcc_4  Pcc_2
(スパイクの穴とピンでカバーは外れない)

立山黒部アルペンルートはもちろん、公共交通機関を利用する場合には、ピックカバーはもちろんスパイクカバーもマナーとして使用すべきものなのでしょうから、どうせ使うなら嵩張らず外れにくい物が好いですよね。
その点このピックカバーの改造は、簡単な工作の割には便利に使えると思いますよ。

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2016年4月15日 (金)

montbell “クイックマント”って?(& 寸法直し)

便利度 :★★★★☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(サイズ設定が1種類のみなので推薦度は-1)



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(montbell/クイックマント)

沢に行った帰りなど、車に着いても全身泥だらけで総着替えしないと車に乗るのも躊躇われます。
またカヌーをする方はウェットを脱いで一旦スッポンポンにならないと着替えができませんよね。

林道の路肩でも時々は車が通りますし、人目の多い駐車場や河川敷だったらさらに着替えには気を使います。

私のような爺さんは見られても然程恥ずかしくも無いので、図々しく着替えればよいのでしょうが、逆に私の裸を見て不快感を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
また、私の連れ合いは還暦を過ぎたとはいえまだ女性の端くれですから、やはり堂々と・・・、と言う訳にもいきません。

そこで、私達は着替え時に montbell製の “クイックマント”(画像↑)という製品を使用しています。

内側に収納袋を兼ねた大き目のポケットが有るので、下着などはそこに入れておいて着替えれば女性でも人目を気にせずに着替えができます。
また、頭頂まで持ち上げれば、Tシャツなども不自由なく着替えができる余裕のある大きさなのも好印象です。

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(裏返しにするとポケットに収納できる)

首の部分もゴムとコードロックで使い勝手は悪くありませんし、生地は綿ですから汚れても洗濯は簡単でしょう。

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(ゴムとコードロックの併用)

しかし、問題は総丈が長すぎるという事です。
身長170㎝以上の私でも長過ぎる位なので、私の連れ合いが使うと足場が悪い場所では裾が地面について泥だらけになってしまうのです。

そんな訳で、今回、連れ合い用に全長を20㎝少々詰める改造を行いました。
改造といっても、裾の周囲を切り取って三つ折りにしてミシンを掛けれるだけですが・・・。

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(㊧20㎝カットして、㊨三つ折りでミシン掛け)

結果は良好!かなり使い易くなったようです。
最初からS・M・L位のサイズバリェーションがあればこんな事をせずに済むのですから、メーカーには一考をお願いしたいと思います。

さて・・・、私達のように車を利用する登山者や、カヌーをする方など、外で着替えなければならない方にとっては大変便利な商品なのですが、もう一つの問題はその価格です。
質の良い綿の生地を大きな面積で使った製品なので仕方が無いのかもしれませんが、4000円を超す出費は、ただの着替え用としては些か勇気の要る金額ではないでしょうか?。
特に女性には大変便利な製品なので、価格さえもう少し廉ければ利用者はもっと増えるはずです。

とは言え、消耗するような道具ではないので、一生使う事を考えれば、私的には買っても損の無い便利グッズだと考えています。

これまで、着替えで人目を気にしていた方には是非お薦めしたい製品です。

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2016年3月 4日 (金)

日本人なら、山でもやっぱり“箸”でしょう!

便利度 :★★★★☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆

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(今回はただの“お箸”なので期待しないでください・笑)

現役の頃、特に食べ盛りの大学生時代の合宿では食事はまさに戦いでした。
食糧計画でも当時は朝食で一人当たり米0.7~0.8合、夕食で1.1~1.2合が標準でしたから、今から考えると信じられない位の過食メニューだったのですが、それでも合宿の中盤になると皆胃拡張になるのか、その量では満足できず、争うように鍋底のおこげまで掻き取って食べていたのを思い出します。

春・夏の合宿ではこれが3週間も続くので、合宿序盤では早起きで辛かったはずの“食当”も、味見と称しての摘まみ食いができる特権があるので、後半には早く順番が回って来ないかと待ち遠しく思われたほどです。(笑)

山でスプーン&フォークのような食器を“武器”と呼んだのは、まさに山での食事は戦いだったという事なのでしょうか?。
まぁ、“食器”を“武器”と呼んだ理由は、ロシア語でフォークを“ビューケ”と呼んだことに由来すると先輩から聞いたのを覚えていますが定かではありません・・・。

現在でも山用の食器と言えば、まずスプーンやフォークを思い浮かべる方が多いと思いますが・・・。
しかし、何だかんだ言ってもご飯や麺類の多い日本人の場合は、フォークの出番は意外と少なく、やはり“箸”(和武器)の方が使い易いんじゃあないでしょうか?

そこで、私は山にはスプーンに加え必ず箸を持って行きます。
以前は携帯性を考え2分割型や伸縮する箸を使ってみたこともありましたが、一々組み立てたりするのも面倒なので最近は普通の短めの箸を持って行くことが多くなりました。

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(㊤2分割型、㊦伸縮する山用の箸)

そんな折、山でも使えそうな箸を偶々ネットで見つけたので早速購入してみたところ、それまで使っていた物より予想外に良かったのであらためて紹介することにした次第です。

名前は“すべら膳”というフザケタ名前で、外見も変わり映えのしないただの安物のプラスチックの箸ですが、素材は自動車の内装などでも使用されるSPS樹脂という200℃以上の耐熱性を持つ特殊な結晶性プラスチックで、これならフライパンでの調理にも問題無く使用できそうです。(画像↓)

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また、“すべら膳”との名称の通り、先端部には独特な意匠の凹凸が刻まれています。
まあ、ただの凸凹とは言え、これがけっこう効果的で、饂飩のような滑りやすいものでもビックリするくらい上手く掴むことができるのです。
一日岩を攀って握力を酷使し、腕がパンパンになって箸を握るのもやっとの時の夕食がラーメンだったとしても何とかなるでしょう。

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(予想以上の滑り止め効果がある先端部)

外見は安っぽく見えても、素材や形状は先端技術?を使用していますので、「羊の皮を被った狼」とまでは言えぬものの「羊の皮を被った犬」位の褒め言葉を使っても良い製品だと思います。


さて、この箸・・・、そのままでもいいのですが、私は山での携帯性を考え寸法を2.5㎝程短く詰め、散逸防止の紐を付け、より山道具っぽい雰囲気に改造しました。
私は見栄えを考え、箸の後端中心に細い穴をあけ、側面からやや大きな穴をあけてL字の貫通穴を作って紐を通し一重結びのコブを作って抜けないようにしましたが、普通の菜箸のように上部側面から貫通穴をあけ、輪にした紐で連結するほうが簡単かもしれません。

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(紐はこのようにしなくても、ただ穴を開けるだけでもOK)

工作については、画像をご覧になればこれ以上説明する必要は無いと思いますが、この改造でかなり使い易くなります。

やっぱり、山でも日本人のカトラリーは“箸”ですよね!と言う訳で、“すべら膳”自信?を持ってお薦めいたします。

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2015年10月26日 (月)

良く鳴る“熊鈴”を買ってみた

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★☆☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(薮漕ぎ用には強度不足と考え推薦度を低く評価しました)



私は沢登りでも、出来るだけ人の居ない場所に行きたいと思っています。
しかしそんな沢には熊さんも多く住んでいるんですね。

しかも最近は人を怖がらない熊が増えてきたと聞きますが・・・、そう言えば一昨年行った鷲羽・三俣から双六の巻道あたりのメイン縦走路でも、所々に熊除けに鳴らす一斗缶が設置されていました。

まぁ、このところ山行回数も減ってきましたので、幸いにここ4年ほど近距離で熊と遭遇した事はありませんが、この夏に行った東北でも笹薮の中で猛烈な獣臭を感じビビりましたし、帰り道ではホカホカの大きな熊のウ○コを踏みそうになってビックリしました・・・、知らぬが仏で、奴らがすぐ傍を歩いていたのに気付かなかったんでしょうね。

そんな訳で、沢や人の少ない山に行く時には熊さんとの不幸な出会い頭での遭遇を避けるために熊鈴とホイッスルは必携の道具です。
私も昔はザックにチリンチリンと五月蠅いベルを付けるのは好きではなかったのですが、現状では背に腹は代えられませんからね。

現在は自作のザックに吊るしても良く鳴るように改良した鈴を使っていますが、過日ネットの宣伝を見ていたら鈴全体がカバーされて身体やザックに接していても良く鳴る熊鈴というのをを見つけました。
それは“東京ベル製作所”という率直な名前のメーカーが作っている“森の鈴/TBKC1”という製品です。

私も以前に上記リンクにある改造熊鈴を作った段階で同様なアイデアは持っていたのですが、さすがに1個モノでカバーを削り出すのも面倒だと諦めていました。

既製品で売っているなら作る手間も要りませんので早速購入です!

届いた熊鈴は、下の画像のように洗練されたデザインで音も良く響き、身体に接触しても響きは妨げられません。

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(樹脂のカバーで全体が覆われ、身体やザックに触れてもOK)

しかも、現在の私の熊鈴だと開けた場所に出てもチンチンうるさくて、控えめな性格の私には恥ずかしくてしょうがありませんでしたが、この熊鈴はワンタッチで音をストップできる機能が付いているとの事です。

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(錘の部分がロックされ鳴らないようにすることも可)


そんな訳で、早速購入です!

画像↓のように吊り下げ部に切替機構があり、リングを引く度にON/OFFの切替ができるようになっています。

Bb_5

ただし、切り替え部は樹脂製で細いワイヤーで吊り下げられる構造(画像↓)なので薮漕ぎなどで灌木に引っ掛ったら容易く壊れたり千切れてしまいそうで心配です。

Bb_6

まぁ、仕組み自体は良さそうなので、使ってみて強度不足だと判断したら自分なりの改造をしてみようと思います。





【余談ですが・・・】

今年は早くも9月末の沢が不本意ながら私の“沢納め”となりました。
実はその時、今回ご紹介した熊鈴のテストをしようと考えていたのですが、間が悪いというのか、肝心の熊鈴を家に忘れてきてしまったのです。

沢自体は癒し系だったのですが、詰めの笹薮では参考にした記録とは異なり結構苦労させられました。
クマザサに絡んだ蔓は秋になると固くなり、それが身体に絡まるとなかなか前に進めないのです。

そして、傾斜も緩みあと一登りで登山道か?という時点で・・・、運悪く、何とホカホカ(実際に触ったわけではないのですが・・・笑)の熊のウンチを発見してしまったのです。
しかも今回は新兵器の熊鈴を忘れていたし、ガチャは既にザックの中です。

仕方なく、大声でコールしながら薮を漕ぎ続けました。
人気の山域とは言え、平日だし登山者はそんなに多くないだろうと考え、「ホォ~~ホッ!!」とか「ファイト~~!!」とか「熊さ~ん、こないでね~!」とか、とにかく大声で叫んで薮を掻き分けていたところ、程無くヒョッコリ登山道に飛び出しました。
しかし・・・、その登山道には予想外の人数の登山者の列が・・・。

平日にこんなに人がいるなんて・・・、人気の山を舐めていました。
突然出っくわした相手も、薮斜面の下の方で大声で意味不明の叫び声が続いていると思ったら、小汚い老夫婦が薮の中からヒョッコリと目の前に現れたのですからさぞびっくりした事でしょう。

私達も、“薮の中で意味不明の叫び声を発する頭のおかしい奴等”だと思われるのも不本意なので、訊かれる前に「いや~、沢登りで薮を漕いでいたら、新しい熊の糞があって、しかも今回は熊鈴を忘れたんで、仕方なく叫んでいたんですよ~!」などと、取って付けたような言い訳をしてその場を取り繕わざるを得ませんでした。

皆さん、秋の沢には熊鈴を忘れないようにしましょう!

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2015年10月 8日 (木)

“montbell”のヘッドランプが好いかも?③(改造編)

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :★☆☆☆☆
(“三重水素”は一応放射性物質ですので「危険度★」としました・笑)



『“montbell”のヘッドランプが好いかも?①(紹介編)』からの続きです。


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(改造する montbell の“パワー ヘッドランプ”)

montbell の“パワー ヘッドランプ”は細部に問題はありますが、日没後の行動にも十分な明るさをもったコストパフォーマンスの高い製品です。
テント内や夜間のキジ打ち、また明瞭な山道の歩行程度なら、同社の“コンパクトヘッドランプ”のほうが軽くて便利ですが、不明瞭な道を夜間に歩いたり沢登りに使用する場合は明るくて防水仕様のこの製品の方が好いと思います。



さて、くどいようですが・・・、新月で真っ暗闇のテント泊や深夜の山小屋では、ヘッドランプにマーカーが付いていると、必用な時に素早く探せて本当に便利です。

そんな訳で過去に何度もヘッドランプのマーカーの自作を紹介する記事を書いてきましたが、今回の“montbell”のヘッドランプについてもマーカーを取り付ける改造を行ってみました。

まず、どんなマーカーが取り付け可能なのか探るために筐体からの基盤部を取り外します。
タッピングビス4本でシンプルに留まっていますので分解は容易です。

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*記事とは関係ありませんが、電池のプラス側に画像↑のようにペイントマーカーで目印を付けておくと、夜間の電池交換の時に便利です。


ところが、内部を見てみると、構造上蓄光シートのマーカーは取り付けるスペースは無さそうです。
電球色LEDの基部を改造すれば蓄光シートでも何とかなりそうな気もしないではないのですが、それも難しそうなので今回はトリチウム管を使う事にしました。

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(分解はビス4本外すだけで容易だ)

御承知のようにトリチウムは放射性のガスですが、ガラスに封入された状態なら全く問題はありませんし、今回使った物も腕時計文字盤などに使われているもので法的にも問題はありませんが、放射能嫌いの方は別の方法を考えてください。

今回の取り付け場所は、電球色LEDの嵌る樹脂パーツに孔を開けトリチウム管を挿入するというものです。
ストームの時のように簡単には改造できそうもありません。

画像のような場所に細径のドリルで孔を開け、そこにトリチウム管を嵌め、両側を弾性のある接着剤で固めて脱落を防止しておきました。
詳細は画像をご覧ください。

Phlmk_3
(電球色LEDの横にトリチウム管を固定した)

一見LEDの光束を邪魔しそうですが、壁に投影してみても周囲が蹴られている様子はありません。

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(再組み立てをした状態)


これで、また一つ手持ちのマーカー付きのヘッドランプが増えましたが、今回のようなトリチウム管のマーカーだと蓄光する手間も必要無く、勝手に20年位は光ってくれますので、私の余命を考えれば完全メンテナンスフリーで便利に使えそうです。

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2015年8月27日 (木)

“montbell”のヘッドランプが好いかも?②(番外編)

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆

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(コストパフォーマンスの高い“montbell”のパワーヘッドランプ)


前回ご紹介した“montbell”のパワーヘッドランプは、シンプルな機能ながら夜間の行動にも十分な明るさを持ち、コストパフォーマンスの高い製品です。

しかし、前回の記事でもふれたように、頭に装着するバンドの調節部については詰めが甘いというのか・・・、やや残念な状態です。

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(正しくベルトを通しても固定が甘い!)

本体のベルト装着部やサイズ調節用のバックルの形状が、薄いベルトを使うには不適切で、一度調節してもポケットに入れて持ち歩いたりするとすぐに調節がズレてしまうのです。

Phbelt_2
(ベルトの厚さに比べスリット幅が広過ぎかな?)

またランプ本体のベルトへの固定部も節度が無く、持ち上げただけでスルスルと動いてしまうのです。

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(本体側も同様にベルトの厚さに比べスリット幅が広過ぎる)

本来の機能は十分満足すべきものなのに、付属の機能部品がこの状態では「画竜点睛を欠く」と言うのか、製品全体の完成度がイマイチと判断されても仕方ありませんよね。

旧モデルでは“コキ(日の字バックル)”部を縫製で取り付けていましたので弛み難かったのですが、この新モデルでは一体モールドの見栄えの良いベルトに変更したのが災いしたようです。
せめてベルトの両端とも“コキ(日の字バックル)”形状にしておけば(現状では片側が単純な角環・2段目の画像参照!)不用意に弛むことも少なく、ベルトもスッキリとまとまって良かったと思うのですが・・・・。

などと愚痴を言っていてもしょうがないですし、この製品を推薦した責任上この対策も紹介しなくてはなりません。
で・・・、早速改良です!

要は、調節用の“コキ(日の字バックル)”にベルトに対する節度ある抵抗を持たせズレ難くなるよう改造を行えばよいのです。

そこで私は、水槽のエアレーションなどに使用される塩化ビニールチューブを短く切ってバックル中央の切り欠きのある棒に挿入してみました。(画像↓)

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シリコンチューブだともっと摩擦抵抗が出て良さそうですが、私は耐久性を考え上記の、高重合塩化ビニールのチューブ(表面が梨地なので一見シリコンにも見える)を使ってみました。

切欠きから長い方の棒に圧縮しながら挿入していき、その後短い方にも被せるように戻してゆきます。作業を容易にするには温めたり濡らしたりするのも良いでしょう。
※まぁ、一番良いのはこのバックルを切り取ってしまい、普通のコキに交換する事でしょうが・・・。


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(チューブによりベルトに抵抗が生じズレ難くなる)


また、スルスルと遊動してしまうほど緩い本体とベルトの固定についても、スリット部の切欠きのある棒に同じチューブを被せてみました。(画像↓)

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しかし、その後この部分は本体側の穴を利用して、適当な位置に縫い付けてしまったほうが良いと考え再改造しました。

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(ベルトを縫い付けて位置を固定してしまう方が良いかな?)


拘り過ぎだと言われそうですが、基本性能は優秀でありながら細部でイマイチ詰めの甘かったこの製品もこれでより使い易い山道具となった訳です。

簡単な改造ですので、このヘッドランプをお使いの方は是非やってみてください!



さて、次回はこのヘッドランプにトリチウムのマーカーを取り付ける改造をしてみましょう。

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2015年8月20日 (木)

“montbell”のヘッドランプが好いかも?①(紹介編)

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


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(今回ご紹介する montbell の“パワー ヘッドランプ”)


たとえ日帰りであっても、登山にヘッドランプは必需品です。
当たり前ですよね!

そこで「山道具道楽」の私は山で使い易そうなヘッドランプを見つけるとつい買ってしまうのですが・・・。

最近のヘッドランプは多機能で高機能な物が多くなってきているのは良いとして、その分操作が複雑で初めて使う時には説明書無しでは操作できませんし、私のようなボケかかった高齢者だと3ヶ月も使わないと、細かい操作を忘れ、山の中で暫し考え込むこともしばしばです。

以前BDの“ストーム”という多機能ヘッドランプを絶賛していながら、言葉を翻すようですが・・・、機能は素晴らしくても現場で使い易い「山道具」でないならやはり問題ありでしょうね。

そんな訳で、多機能でなくても操作がジンプルで山で使い易いヘッドランプの条件を考えてみました。

①ディマー機能は不要で、HI/MID/LOの切り替えができればよい。
②誤点灯防止のロック機能は必須。
③ある程度の防水性は欲しい。
④点滅モードは不要。
⑤防眩用赤色LEDも不要。
⑥できたらテント内照明用の拡散光モードも欲しい。
⑦バッテリー残量インディケーターも不要。
⑧当然小型軽量が望ましい。
⑨何よりも直感的なシンプル操作で使える事。
⑩無論価格は廉いほど良い!

以上の条件でヘッドランプを探して到達したのが、モンベルの新しい“パワー・ヘッドランプ”という商品です。

上記、全ての条件を満たしているとは言えませんが、私の要求にほぼ満足できる製品のようなので、早速購入してみました。

条件①に付いてはパワーLEDはLO/HIの2段階ですが、目に優しい電球色のLEDが別にあり、このモードだと条件⑥のテント内照明や、条件⑦で不要とした防眩用赤色LEDの代用として夜間の山小屋での探し物などにも便利そうです。

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(目に優しい電球色のLEDを2灯装備している)

条件②の誤点灯防止能については、ダブルクリックでONという変わった方式ですが、これさえ覚えておけば後は循環式のモード切り替えなので、これ以上ボケても操作に困ることは無さそうです。したがって条件⑨もクリアーです。

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(動作の流れはシンプルだ)

条件⑧の小型軽量性についても、AAA3本使用で明るさの割にはそこそこ長時間光りますので、まずは合格点です。(画像↓)
また、無駄な⑦バッテリー残量インディケーターもありません。

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条件③の防水性ですがIPF6の基準を満たした防噴流型という事で、雨位だったらビクともしないでしょう。
ただし、裏蓋の固定がシンプルなスナップ式であることと、ガスケットの密着度がイマイチのような気がしますので、長時間水に浸けるのは止めた方が良さそうです。

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(外見上密着度はイマイチに見えるが・・・)

条件④で点滅モードは不要としましたが、残念ながらこのモードは備わっています。だけど、この点滅モードは何に使うんでしょう?おそらく遭難時に位置を知らせる事を目的にしているのでしょうが、だったら動作の流れから外して長押しで点滅モードに切り替えるようにしたり、あるいは思い切ってこの機能を無くしてしまえば操作がよりシンプルになると思います。

条件⑩は、この性能・機能で定価で2,900円ですから、コストパフォーマンスについてはほぼ満点でしょう。
さすが我が国の登山用品市場で1995年にいち早く価格リストラを断行したモンベルの面目躍如といったところです。

その他、今回のモデルチェンジから、初期電圧が高いリチウム電池が正式に使えるようになりましたので、厳冬期でも安心です。
また、同時にモデルチェンジした新型“コンパクト ヘッドランプ”(単三電池1本使用)も同様にリチウム電池が使えるようになりました。

と、言う訳で・・・、せっかく国内ブランドでこれだけ使い易くて廉価な製品を売っているんですから、もう倍以上も払って海外ブランドの製品(どうせ実際に造っているのは某国なんですから・・・?!)など買う必要はないという事ですね。

今のところこの製品で気になるのは、ベルトのバックルの形状が悪いため調節してもすぐに弛んでしまうという事くらいでしょうか。
早急な改善を望みたいところです。


さて・・・、このヘッドランプにも、私的にはもう一つ不満があります。

それは、闇夜でもヘッドランプの位置がわかるマーカーが無いという事です。
蓄光マーカーならコストも掛からず工夫次第で如何様にも装備できるはずなんですが・・・。

そこで、今回もこのヘッドランプを改造してマーカーを内蔵することにしました。

【以下、続く・・・】

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2015年7月25日 (土)

改造ポーチ & 取り付け用クリップ

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


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(今回はこんなポーチについての記事です)



行動中、手に届くところにの小物を入れるポーチがあるととても便利です。

しかし、“リブ”などと呼ばれる大型の物入れをショルダーストラップの前面に取り付けると、沢登りや岩場の通過時には邪魔になりますし、休憩でザックを下す時に一々面倒ですよね。
また、最近ザックとは別に“サコッシュ”という軽い肩掛け袋を小物入れとして使用している方を見かけますが、これだと平地ならいざ知らず岩場や薮では邪魔になるでしょうし、強風時には使い物にならないと思います。

そこで、地図とコンパス、ハンディーGPSやカメラ、またトポや遡行図など最小限の小物をザックのショルダーストラップに付けた大き目のポーチに収納しておくと必要な時にすぐに取り出せてとても便利です。

そんな訳で、私も大小のポーチの取り付けについていろいろ試してみました。

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(GPSやカメラ用の小型ポーチ)


場合によっては、ベルクロやバックル付きのテープをショルダーストラップの適当な位置に縫い付ける必要もありますが・・・。(画像↓)

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(シヨルダーに縦のテープが無い場合はこの方法で)

・・・ショルダーストラップに沿って縦にテープが配置されているような普通のザックの場合は、後述の特殊なプラスティック・パーツを使ってポーチを取り付けるのが簡単で良いでしょう。

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(プラスチックパーツを付けたポーチ)


このパーツは以前にもご紹介しましたが、ナショナル・モールディング社製で“DURAFLEX”というブランドで発売されている“スリッククリップ”と“スリッククリップ・ダブル”と言う製品です。
同社の製品は米軍の軍装品にも使用されており、強度・耐久性共に高い評価を得ていますのでご存知の方も多いと思います。
我が国のNIFCO製の樹脂製バックル類も優れた製品ですが、DURAFLEXの樹脂製品は、所謂ミルスペック適合というお墨付きという点では格上なのかもしれませんね。

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(DURAFLEXの“スリッククリップ”㊧と、“スリッククリップ・ダブル”㊨)


以前一度ご紹介したものの、暫く販売店が見つからず私も入手できない状態が続きましたが、このたび通販で購入可能なサイトが見つかりましたので、あらためてこの紹介記事を書いた次第です。

ポーチの裏側に最初から縦のテープが縫い付けられている場合は、“スリッククリップ・ダブル”を使って簡単にショルダーへの固定ができますし、自分でポーチに縦のテープを縫い付けるなら“スリッククリップ”を予め通しておけばよりコンパクトなザック取り付け仕様に改造することが可能です。
なお、スリッククリップは25㎜テープ用ですが、20㎜のテープに取り付けても特に問題はありません。



さて、ここからが本題ですが・・・。
GPSやカメラ専用のパッド入りの小さなポーチも役に立ちますが、冒頭に述べたように、やや大型で薄手の汎用のポーチを、ショルダーストラップに付けておくと、とても便利です。

下の画像は、モンベル製で底がメッシュになっている一枚生地の円筒状ポーチ(ペットボトル用??)をショルダーストラップ取り付け仕様に改造したものです。
これだったらハイキングの時に地図やコンパスを入れるのにも好いですし、沢では防水カメラやジップロックに封入した遡行図を入れておけば、ジャブジャブ泳いでも水切れが良く、またパッドが入っていないので嵩張らず便利に使えます。
腰の位置だと渡渉の際水に浸かる可能性が高いですが、ショルダーストラップ取り付けだと泳ぎ以外はシャワーが掛かる程度で済むでしょう。

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(補強・改造し、スリッククリップで取り付け)


同じようなペットボトル用の袋やチョークバッグ風のポーチなど、登山用品店以外でも種々見掛けすので、それらを流用すればあとはこのスリッククリップ1~2個あれば簡単な縫製で自作可能です。

暇な時に一つ作っておけば、ザックを変えても使い回しができてとても便利ですので、皆さんも是非お試しください。

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