カテゴリー「ハンディーGPS」の記事

2009年11月11日 (水)

e-Trex のクリックスティックに一工夫

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


GPSに頼ってはいけないとはいえ、視界の悪い時のスキーツアーなどでは、頻繁にGPSを確認したほうが安心です。迷ってから登り返しは辛いですからね。
と、言うわけで、私は山スキーの時は “e-Trex VISTA”をザックのショルダー部に取り付けたケース(画像↓)に入れて何時でも取り出しやすいようにしています。

しかし、手袋をしたままケースからGPSを取り出す動作や、滑降の衝撃でGPSがケース内で動いた場合など、ケースの内面と接触して不用意にクリクスティックが動いてしまうようです。

Gpsc0_2

このために地図画面が勝手にスクロールしていたり、画面が切り替わったりしていることがあるのですが、そんな時はチョット確認したかっただけなのに、わざわざ手袋を脱いでGPSを復帰操作しなければならなかったりと、結構イライラします。

そこで私は“e-Trex シリーズ”使用開始直後から、クリクスティックが誤操作されないような工夫をしています。(数年前に、私のホームページでも紹介済みの古いアイデアですがですが、そこそこ有効な小ワザなので今回あらためて記事にしてみました)

Cs1

方法は至極簡単、ホームセンターなどで売っている粘着式のクッションをクリクスティックの近くに貼り付けるだけです。

Cs4
(画像↑は、私がGPSに使っているものと同種ですが大きさは異なります)

この種のクッション材は各種ありますので、各自で大きさや高さ、そして貼り付ける位置を工夫してください。

Cs2  Cs3 
(私はこんな感じに貼り付けました)

簡単なことですが、これでクリクスティックの誤動作はずいぶん少なくなるようです。
e-Trex シリーズをご使用中の方は是非お試しください。



【余談ですが・・・】  “一流品”とは?


この記事の最初の画像をご覧ください。テープの色が不自然ではありませんか?
信じられないかもしれませんが、これは、超一流品と言われていた“D社”のザックに起こった現実なのです。
ご覧のように、グレーだったストラップがピンク色に変色してしまいました。
確か購入から2年以内に変色が始まり、現在はこんな調子です。
超一流(?)だったはずのこの会社も、コストの関係からメキシコやベトナムに生産地を移してからの製品は、設計は良くても一流品とは言いがたいシロモノとなりましたが、ふざけた事に価格は以前の一流品のままでした。(ちなみにこのザックはベトナム製ですし、別のメキシコ製のD 社のザックは直ぐにウレタンコートがベトベトになりました)
しかし、国内での代理店もコロコロ変わりましたし、現在はメーカー自体が消滅していますので、クレームのつけようもありません。

また、以前使用していた「ザック界のロールスロイス」を自称していた“G社”のザックも、本体の生地がブルーからマダラ模様のピンクに変色し、(裏のポリウレタンコートもベロベロに剥げました)恥ずかしくて使い物にならなくなりましたので捨ててしまいました。
このG社に関しては、ラインナップや設計を見る限り、私自身としてはまったく一流メーカーとは思っていないので、クレームを入れる気にもなりませんね。ふざけるなっ!て感じです。

そして、これまた超一流メーカーと言われる“P社”も、ザックに関しては問題ありだと思います。
背面長の目安も公表していなかったり、次々とモデルチェンジを繰り返し、はっきり言ってタウンユースの御洒落アイテムみたいな感じの商品がメインで、山道具として一流品とは言い難いものがほとんどです。
実は・・・、私もかつてこのP社の山用のザックを間違って買ってしまいましたが、結局使い勝手は最低に近いものでした。
そして、あの、高価な購入価格の何パーセントかは、この会社の偽善的姿勢に則って、エセ環境保護団体の手に渡り、馬鹿げたパフォーマンスに使われたかと思うと、アホらしくて二度と買う気は起こりませんね。

しかし・・・、山道具についても“一流品”、“二流品”って分類するのが好きな方も多いようですが・・・、何をもってそう分類したら良いんでしょうね?私には良く判りません。
値段かな?ブランドイメージかな?(笑)

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2009年9月12日 (土)

日本地形図 “TOPO10M Ver.8.03 ”を再検証する

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(未確認の部分もあり満点は付けられませんが、評価大幅アップです)


以前から、日本地形図 “TOPO10M Ver.8.00 ”の問題点と、これに対する代理店の対応について度々話題にしてきましたが、このたびバージョンアップした “TOPO10M Ver.8.03 ”の実物を入手いたしましたので実際に検証した結果を報告し、このテーマの総括をしたいと思います。

私の指摘した主要な登山道の欠落箇所が “ Ver.8.03 ”になってどのように改善されたかは以前の記事で、代理店サイトのマップビューアー(サンプル地図)でご紹介しましたが、今回は実際のマップソースの画面で新旧バージョンを再比較して見ることにします。

それぞれの段で、左側の画像が登山道に欠落のある“ Ver.8.00 ”で 、それが右側の“ Ver.8.03 ”でどのように修正されたかを比較して見てください。(画像をクリックすると拡大してご覧になれます)
その他、私の確認できたその他の細かい登山道の欠落についてここで論おうとは思いませんが、何で選りにも選って私の好きな山の登山道ばかり欠落しているのでしょうネ。(笑)


まずは私の一番好きな山、剱岳周辺です。
ここでは真砂ロッジ経由で池の平方面・ハシゴ谷乗越方面への登山道が武蔵谷付近で途切れていましたが、Ver.8.03 では修正されています。

Turugi800  Tsurugi803
(㊧“TOPO10M Ver.8.00 ” →  ㊨“ Ver.8.03 ”)


次は私の大好きな山スキーのメッカ朝日岳周辺です。
ここも朝日岳付近の登山道が欠落していましたが、Ver.8.03 では修正されています。

Asahi800  Asahi803
(㊧“TOPO10M Ver.8.00 ” →  ㊨“ Ver.8.03 ”)


次にみんな大好きな北アルプスの登山道欠落部分です。

北は赤木岳の手前で登山道が途切れていました。なお、黒い破線が登山道です、灰色の太実線は県境で登山道ではありません。(以下同)

Akagi800  Akagi803
(㊧“TOPO10M Ver.8.00 ” →  ㊨“ Ver.8.03 ”)

そして、三俣蓮華岳周辺を経由して樅沢岳まで十数キロにわたって登山道表記が欠落していましたが、Ver.8.03 では修正されています。

Mitsumata800  Mitsumata803
(㊧“TOPO10M Ver.8.00 ” →  ㊨“ Ver.8.03 ”)

最後は南アルプス主脈縦走路の欠落です。

北は塩見岳直前で南下する登山道が途切れていました。

Shiomi800   Shiomi803  
(㊧“TOPO10M Ver.8.00 ” →  ㊨“ Ver.8.03 ”)

そして、前岳周辺までこれまた十数キロにわたって登山道は表記されていませんでしたが、Ver.8.03 では修正されています。

Sennmai800   Sennmai803
(㊧“TOPO10M Ver.8.00 ” →  ㊨“ Ver.8.03 ”)


以上のように、日本地形図 “TOPO10M Ver.8.03 ”では、国土地理院の25000分の1地形図の破線の登山道が全て表示されているという訳ではないようですし、私も詳細な検証をしてはいないのですが、他の主要な山域をざっと見てもこの地図の「登山道が表示される」という謳い文句に偽りの無いレベルには仕上がっているようです。
(まあ、2Gバイトの枠内で上記の欠落箇所を補填するために更に別の登山道を削った可能性も大ですが・・・)
Ver.8.00 発売当初、私のブログで高評価をして皆さんに推薦してしまった責任上気になってはいたのですが、これでやっと皆さんに薦められるハンディーGPS用地図になったことを嬉しく思います。

国土地理院の25000分の1地形図の破線の道が総て表示されることに拘るなら、“UUD製の地図”“いどんなっぷさんの地図”をお勧めしますが、この純正の“TOPO10M Ver.8.03 は”崖記号も表示されますし登山道も画面上で読みやすく、また特に OregonやColoradoのユーザーにとっては描画の美しさの面でもベストバイ地図と言っても良いでしょう。



【総括と私の見解】 “TOPO10M Ver.8.00 ”の登山道欠落は欠陥か?

Ver.8.03 にバージョンアップし製品の品質が向上したことは歓迎すべきことです。
しかし、代理店の見解ではこのバージョンアップについて「必要と思われるデータを補完しつつマイナーバージョンアップ」をしたもので「“欠落の補正”では無い」、つまり『“TOPO10M Ver.8.00 ”に瑕疵はない』との見解を表明していますが、私としては、下記の理由でこれを詭弁と断じます。

北アルプスの核心部の縦走路に欠落がある。
しかも、欠落のある三俣蓮華岳周辺は“アルプス銀座の交差点”と呼ばれるほどの要衝であり、南北アルプスを通じてロングルートとしては二番目くらいに登山者の通行が多い登山道なのです。

【補足説明】
文中では判りやすい表現で登山道の欠落と表記していますが、正確にはある区画全体の登山道情報が欠落しているといったほうが良いかもしれません。
つまり、上記①の場合はWGS 84 で概ね、N 36°25′/  E137°28′・  N 36°25′/  E137°37′・  N 36°20′/  E137°37′・  N 36°20′/  E137°28′ の四点で囲まれた区画の総ての登山道が記載されていないという事です。
メッシュの内1区画の登山道情報がそこだけ虫食いのように抜けている・・・(『北アルプス総図』という名の簡単なジグソーパズルの中央のピースが無くなっている、と言えば分かり易いかな)。これを欠落と言わずに、なんと呼べば良いのでしょうか?
以下②③④の場合も同様にグリッド毎の欠落なのですが、面倒なので経度・緯度での表記でなく「登山道の欠落」と表現しています。


南アルプスの主脈・核心部の縦走路に欠落がある。
塩見岳から赤石岳までの登山道は縦走派山屋の憧れ、南アルプス全山縦走の核心部にあたり、中部山岳を代表する登山道です。ここの欠落も常識ではあり得ないことです。

剱岳周辺にも登山道の欠落がありますが、剱岳は日本百名山でもあり、しかも百名山の中でも「登ってみたい山」の人気1位・2位を争う名山中の名山です。
また、、欠落のある三田平から池の平経由欅平、あるいはハシゴ谷乗越経由黒四ダム方面への登山道は、この山域では登山者に人気が高く、八ッ峰やチンネに向かうクライマーを含め、本峰往復コースに次いで通行の多いルートといっても過言ではありません。

朝日岳も日本300名山の一つでしかないとはいえ、最近の夏山シーズンでは蓮華温泉と組み合わせ中高年登山者が列をなすほど人気の山です。
ここの登山道が途中で途切れるなど、悪天候時には遭難に直結しかねない危険な欠落箇所だと思われます。

①~③も同様ですが、国土地理院の地形図でも破線の道が途切れている例が多くあるとはいえ、上記のような日本の山岳を代表するようなメジャーな山域で登山コースが途切れているなど、紙の登山用地図では在り得ない事柄であり、GPSマップだから許されるという種類のモノではないと考えます。

Ver.8.00 発売間もない昨年の7月、①の登山道の欠落について私が代理店に指摘したところ、その回答に『当社でも、該当個所のデータは収録するべき箇所かと考えております(原文ママ)』とあるように“収録すべき箇所”がされていない、つまりハッキリと欠落だと認めているのにも拘らず、後日になって前言を翻すのも可笑しな話です。

そして回答の最後に『(前略)・・・地図ベンダー(北海道地図株式会社)及びガーミン社への調査依頼及び対応についての検討依頼を行いました。状況判明次第、再度ご連絡させて頂きます(原文ママ)』と、結果報告の約束をしていながら、その後2~3ヶ月で行われたV. 8.03 へのマイナーバージョンアップの連絡はおろか、その後現在に至るまで14ヶ月間回答はおろか一切の連絡を頂いておりません。
自分のした約束すら守らないのには何か理由があるのでしょうが、どのような理由があるにせよ、約束違反は企業の顧客対応としては事態を悪化させる最悪のパターンであることは確かです。

また、一般的なGPSマップのバージョンアップは一定の頻度で行われるのが普通ですから、このTOPO 10m の例でも同様な対応だと思われるかも知れませんが、それは誤った認識だと思います。
通常のGPS地図のバージョンアップは、新たな道路が出来たり、橋や道路の付け替えが行われたり、ランドマークが変わったりと、旧地図と現状が乖離してきたために地図を定期的に書き換える必要が生じた結果行われるのであって、これまで現実に道として存在しており、また“表記されてしかるべき箇所”の道の欠落を補填するための変更は通常の地図のバージョンアップとは根本的に性格を異にするモノだと考えます。
V8.03 へのマイナーバージョンアップは、V.8.00 発売から半年以内と通常のサイクルと比較して異常に短く、しかも変更内容はおろかバージョンアップの実施すら公表せずに行われた事実は、これ自体が通常のバージョンアップとは異なることの証左ではないでしょうか。

上記の例のように主要な登山道に欠落箇所が存在する一方、他の場所では既に廃道となったような登山道でも表記されている例が多数存在することを考えると、少なくても上記①~④の登山道については明らかに人為的、あるいは重大な過失でもないと欠落する理由の無い場所だと考えられます。
地図ソフトの製作にあたった“北海道地図㈱”は紙のエリア別登山地図も出版している地図の老舗であり、上記の箇所で登山道を故意に省略するなど考えられないのですが・・・。

代理店は『国土地理院の地形図に記載のあるものが“登山道の基準”と仮定すると、Ver. 8.03 でも依然“欠落”がある』との論理で上記①~④に挙げた Ver. 8.00 での登山道の中断・不表示を欠落や瑕疵などではないと強弁していますが、私はマイナーな山域の山道やゼンマイ道まで表示せよと主張しているのではありません。
「登山用の地図」と言いながら、日本の登山道を代表するようなルートに複数欠落箇所があるのは、いわば「全国道路地図」に“東名高速道路”と“名神高速道路”が記載されていないようなものだと私は思うのです。
どんな「道路地図」だって地形図にある全ての細街路まで記載されているわけではありませんよね。でもそれを理由に“東名高速道路”や“名神高速道路”が途中で長距離にわたってブツ切れになっている地図を、正常だなどと言い張る地図会社があるでしょうか?
また、こんな「道路地図」を金を払って買う奴が居るでしょうか?
市場に競争原理が働けばこんな会社はすぐに淘汰されるのが普通ですよね。

よって、上記①~④の箇所に登山道表記が無いこと自体も異常ですが、これを『異常ではないと主張できる企業の常識』の方がさらに異常であると私は考えます。

その根拠として、普通の登山愛好家に『もし貴方が北アルプス裏銀座の縦走のため購入した紙の登山地図の①の箇所に欠落があったら、返品または交換を要求せずに黙ってその地図を使用し続けますか?』と、質問したとして、“YES”と答える人がいるとは常識的に考えられない事を挙げておきます。
普通はその地図を返品して他社の正常な地図との交換を要求するでしょうが、仮にこのケースがその地図を製作した側の人に起こったとしても地図購入店に同様な返品・交換を要求をするんじゃあないでしょうかね。

※繰り返しを避けますが、これは、②~④の部分でも同様なことです。

私が常々主張しているように、新製品における初期不良発生は不可抗力の領域を含み、完全には避けられぬ現象だと考えていますが、問題はその初期不良への対応の仕方なのです。
私は無理難題を要求しているわけではありません、今回のように明らかに常識では考えられないミスが複数重なったり、場合によっては消費者の安全や生命に関わる瑕疵であった場合については、面子や採算にこだわらず情報開示が最優先されるべきだと主張しているに過ぎないのです。
利害関係人に対するディスクロージャーが企業倫理の基本理念となった現代、このような意図的な不作為と情報の隠蔽は、非常識を超えた異常な企業行動と考えざるを得ません。

提案ですが、地形図と同様な破線の登山道を総て表記する能力が無いなら、紙のエリア別登山地図のように山域を指定して、こことここは登山道が地形図同様網羅されている(その他の地域に関しての欠落に関しては免責とする・・・)と明記した方が供給者とユーザー両者にメリットとなるはずです。


今回のケースでも、私は「金を返せ!」と言っているのでも、無料でバージョンアップを要求しているのではありませんし、ましてや風説を醸して特定の企業を貶めることを意図してるわけでもありません。

もちろん、今回のケースでは無償もしくは適正な価格で旧製品のユーザーにバージョンアップ・サービスを提供するのが常識ある企業としての通常の対処だとは思いますが、経営方針でそれを拒否するというのなら、呆れ顔で傍観する以外の行動は考えていません。

しかしながら、それでもなお私が妥協できない点があります。
それは、旧製品のユーザーに『貴方がお使いの当社製GPS地図には日本を代表する主要な山域でも、○○と××と△△に欠落があります』という注意喚起のインフォメーションを最優先で実行してもらいたかったし、今からでも公式に明らかにしてもらいたいということです。
偽善の謗りを恐れず述べるなら、私は登山用品を扱う企業には登山者の安全に可能な限りの配慮をしていただきたいのです。
そして、我が国で唯一日本語で表示されるGPSを独占販売できる地位にある企業に、そのような意識の欠片も見られないということは、我が国の登山者にとっても、そして山登りを安全にしかも楽しく演出してくれるGPSという素晴らしい道具にとっても不幸な出来事であり、延いては日本の登山文化にもプラスになるとは思えないのです。

さて・・・、私はかつて二人の山の後輩をルートロスが原因の疲労凍死で同時に失いました。
晴れていれば間違いようの無い夏道のある支尾根に下ればよいだけだったのですが、視界の利かぬ吹雪の中、降りてはいけない別の雪稜に迷い込んでしまい、急傾斜での彷徨の末力尽きてしまったのです。
あの時代にGPSが普及していれば失われるはずの無い命だった・・・、そう考えると今更ながら残念でなりません。

そして、近年は中高年の登山ブームとやらで、年輩になってから登山を始めたにも拘らず、実力不相応な背伸びをする高齢者も多く、また昨今ではブームがきっかけで突然登山の楽しさに目覚めた若いビギナーを山で見掛ける機会も多くなりました。
そんな登山者の安全を守り、また登山をより楽しむための手段として、この種のGPSは地形図とコンパス同様の普通の登山用具として今後もますます普及していくでしょう。
そして、おそらく今後はこのGPSのお陰で命拾いをした登山者の体験談なども少なからず報告されるようになるものと思われます。

しかし、その対極としてGPSを過信したがために失われる命も、今後ケースとして出てこないとも限りません。
特に中高年登山者はGPSをPCと連携させず、したがって自分でウェイポイント等を登録せず、単に現在位置確認用の地図として使うケースが多く、このような使い方をする場合は特に登山道の欠落が問題となる可能性が高いでしょう。

たとえば貴方が、悪天候時、正しいルートを歩いているのにも拘らずGPS画面を確認したところ、自分が今歩いているはずの『記載されてしかるべき箇所』の登山道が表示されなかったとしたら・・・、その正しいルートを誤りだと思い込んでパニックに陥り、在りもしない正しいルートに戻ろうとして彷徨った挙句に体力を消耗し遭難死に至るということだって考えられますよね。

そんな時、『GPSを過信するなと注意する旨の記載があるだろ。機械を過信してロクった本人の自業自得だよ!』・・・と、嘆き悲しむ遺族の方々に言い放つのも法的には間違いでないのかもしれませんが、そうならないための最低限の情報開示ぐらいはまず行っておく責任があるはずです。

健全な市場において、独占的支配権を与えられた企業は、競争原理という当座の淘汰圧から解放されたかに見えても、実は市場から完全なフリーハンドまで付与された訳ではありません。
つまり、そのような企業には、その保有する市場独占権に起因した利得・恩恵に見合った、より高い次元の企業倫理と自己規範性の確立が要請されることになるのです。
そして、もし市場を独占するに相応しい企業モラルに欠け、自律的経営姿勢も見られないと市場に判断されたなら、そのような企業は早晩市場から退場のジャッジを宣告されることになるでしょう。

まぁ、言うならばこれが『企業の品格』というものなんでしょうが・・・、同じ山道具を買うなら品格のある会社から買いたいものですよね。  (以下省略)



★あ~ぁ、疲れた。これ以上書くのも些か馬鹿馬鹿しくなりましたので、途中ですが以上をもってこの問題に対する私なりの見解の総括といたします。
面白くも無い話に忍耐強くお付き合いいただき、ありがとうございました。
また、今回述べたことはあくまで私見であり、異論をお持ちの方も有ろうかと思います。
賛否を問わずコメントがあれば御遠慮なくどうぞ!。

 

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2009年8月 9日 (日)

GPSケース用にプチ改造

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


ハンドヘルドGPSは既に山での標準装備になりつつあります。

通常の尾根歩きでしたらザックの雨蓋に入れておいてログをとり、必要になったときに取り出して確認すればよいのですが、スキーツアーや沢の源頭部など頻繁に現在位置を確認しなければならない場合は、ザックのショルダーベルトなどに適当な大きさのポーチを固定してすぐに取り出せるようにしておく必要があります。(密藪を漕ぐ時はザックに仕舞ったほうが無難ですが・・・)

Gpsc0
(この位置にGPSを取り付けると測位に支障も無くまた取り出して確認しやすい)

しかし、適当な大きさのポーチを見つけても、それがそのままショルダーベルトにしっかりと取り付けられるような仕組みにはなっていない場合がほとんどです。
また、小型のナス環等を使って固定してもブラブラして安定せずしっくり来ませんし、あまり激しく揺れると電源部の接触不良で勝手に電源が落ちてしまう事も考えられます。
私は幸いなことにまだ経験していないのですが、この現象はGPSをハンドルに固定しているサイクリストの間では“瞬断”と呼ばれていて良く起きる現象だそうです。
山では、電源が落ちたのに気付かず長時間トラックが取れていないと、イザという場合にトラックバックができず困ったことになりそうですから要注意です。


そこで、自分でテープとプラスチックバックルを使って固定用のベルトを取り付けたり、画像のようなスナップ式のプラスチックパーツ(後述)を使って取り付けられるような小改造を行うと取り付け取り外しも簡単ですし、使用中も安定していてとても便利です。

Gpsc1  Gpsc2  Gpsc3
(VISTA用に改造したのケースの例・画像㊨のような両側がスナップになったパーツは無加工で取り付けられ便利)


ご自身のザックのショルダーベルトの形状に合わせて、各自で工夫してみるのも面白いですし、ミシンが無くても手縫いで対応できる大きさなので思ったより簡単に改造できると思います。
このようにしっかり固定されるようにしておくと、スキーツアーの滑降時などブラブラ動かずに快適ですから山スキーヤーには特にお勧めしたいと思います。

60c1  60c2
(MAP60用ケースの例・画像にある片側タイプのスナップパーツはコンパクトだが縫製加工が必要になる)

【参考】
ご紹介したスナップタイプのパーツはアメリカの“DURAFLEX”社製のもので、片側タイプの物は“SLIK CLIP”、両側タイプの物は“SIAMESE SLIK CLIP” という商品名です。

実はこのパーツ、私も以前購入した数個のストックはありますが、現在は入手方を知りません。
どなたか小口で小売をしてくれるお店をご存知の方はコメントをいただければ幸いです。
(通販で輸入してもらおうとしたら、100個単位だと言われました!)

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2009年8月 2日 (日)

日本地形図 “TOPO10M Ver.8.03 ”で登山道充実か?(追補・その2)

便利度 :★★★☆☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★☆☆
危険度 :★☆☆☆☆
(少し評価アップしときます)


前回の記事では日本地形図 “TOPO10M Ver.8.03 ”について少々厳しい評価をいたしましたので、今回はVer.8.00 から Ver.8.03 になって良くなった点も一つご紹介しておきます。

実はVer.8.00 ではもう一つ、常識では考えられないような場所に 登山道が表示されていませんでした。
以前の記事でも、北アルプスのメインルート双六岳付近に登山道が表記されていないことを紹介しましたが・・・。
Ver.8.00 では、 なんと南アルプスのメインルートの登山道にも重大な欠落があったのです。
まずは画像をご覧ください。

場所は人気の荒川三山から塩見岳までの、南アルプス縦走の核心部です。ご覧のように、南アルプスのメインルートでありながら塩見岳の北で登山道がプッツンしたあと(画像↓㊨)、赤石岳の北側、荒川三山への分岐あたり(画像↓㊧)まで稜線には一切登山道はありません。(破線が登山道で実線は県境です)

Akaisi800  Siomi800

同じ場所をUUDの地図(画像↓)で確認して見ましょう。
画像では見えにくいのですが、当然のように登山道が細い破線で表されています。

Akaisiuud  Siomiuud


このように“TOPO10M Ver.8.00 ”は登山道が表記されていると謳われていながら、南北両アルプス主脈の核心部の登山道にすら欠落のある、かなり酷い製品だったわけです。

では “TOPO10M Ver.8.03 ”はこの部分がどのように変わったのでしょうか?マップビューアー(サンプル地図)の画像(↓)で見てみましょう。

Akaisi8o3  Siomi803

ご覧のように登山道表記は訂正され、地形図どおり正常に表現されていました

まあ、これで一般論では一応の「めでたし、めでたし」なのでしょうが・・・、このように酷い状態の“TOPO10M Ver.8.00 ”を高い値段で買わされた立場としては釈然としないものがあります。
場合によっては人命に関わる問題なのですから 、Ver.8.00 から Ver.8.03 にバージョンアップして、何処と何処の登山道が何ヶ所書き加えられたか、(つまり  Ver.8.00 では主要な山域でどのような登山道の欠落があったのか)くらいのインフォメーションは製造物責任を持つ企業として最低限の義務なんじゃないでしょうか。

まあ、“あそこ”に期待しても空しいだけですかね・・・。

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2009年7月31日 (金)

日本地形図 “TOPO10M Ver.8.03 ”で登山道充実か?(追補)

便利度 :★★☆☆☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★☆☆☆
危険度 :★★☆☆☆

(評価、またまた少々ダウン!)

前回の記事で純正のマップソース“TOPO10M Ver.8.03 ”の登山道表記が充実したと述べましたが・・・・。
やはり細部の登山道は国土地理院の地形図とは食い違って欠落している部分もまだあるようですね。

この夏に行こうかと思っていた大雪山・十勝岳周辺をチェックしていたら、たまたま目に付いた場所にも登山道表記がありませんでした。

まあ、北海道の山ではこの周辺を含め国土地理院の地形図でも登山道が途中で途切れている場所もかなりあるので、それほど目くじらを立てるほどの事ではないとは思います
とは言え“㈱北海道地図”が作っている地図なので、まさかお膝元の登山道の漏れはどうか・・・、と思う方も多いのではないでしょうか。

さて、それでは地図を比較してみましょう。
まずは、山旅クラブ版の地形図㊧と、地形図に準拠した登山道表示のあるUUD製作所の地図㊨を見てみましょう。(地図を拡大して見てください)

山旅クラブの地図は有料のサービスのため地図が新しいので大麓山から東大の演習林方向の道が登山道でなく立派な道路となった状態が表示されていますし、新しい林道も表示されています。
一方、UUD製地図はベースになった地図データーが古いため、山旅クラブの地図とは道の表示が異なっていますが、演習林への林道も登山道はとしてはとりあえず表示されています。

Dairokuytc  Dairokuuud


次に登山道にいくつかの重要な欠落のあった“TOPO10M Ver.8.00 ”を見てみましょう。
やはり地形図にある大麓山付近の登山道場(林道)が途中で途切れて表示されていません。
なお、中央上部と左側の途切れた破線は、国土地理院のデーターが元々この部分だけ欠落していたためで地図製作者のミスではないと思われます。

Dairoku800


今度は登山道表記が充実したはずの“TOPO10M Ver.8.03 ”を見てみます。
現物がないので代理店サイトのマップビューアー(サンプル地図)でご容赦ください。
ご覧のように Ver.8.00 と基本的に変わっていないようで、登山道は山頂付近で途切れた状態のままです。
登山道が充実されたとは言え、国土地理院の古いデーター以下の状態のようですね。

Dairoku803_2


最後に、参考のため“いどんなっぷさんの地図”のGPS画面での表示をスクリーンショットで見てみましょう。
㊧は大麓山頂付近、㊨は㊧の地図の下に続く部分です。
山旅クラブの地形図よりデーターは古いかもしれませんが、純正のTOPO Ver.8.o3 のように登山道が途切れている事もなくしっかりと表記されていますし、林道部分も判りやすい表現となっています。

Dairokuid1  Dairokuid2

純正のTOPO Ver.8.o3 の登山道表記が充実したとの事で期待をしたのですが私の指摘した場所の登山道は補填されたものの、まだまだ1/25000地形図に記載のある登山道全てが表示されるようになったわけではありません。

という訳で、現在のところ私がベストバイと判断するのは、やはり1/25000地形図にある登山道が全て?表示される“いどんなっぷさんの地図”ということになります。

(なお、私が登山道の表示を重視するのは、沢の詰めや万が一の道迷いの時に、登山道への脱出ルートが直感的な概念として把握できるという観点からで、実際の登山道が図上の破線と多少食い違っていても大きな問題ではないと考えています)

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2009年7月25日 (土)

日本地形図 “TOPO10M Ver.8.03 ”で登山道充実か?

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(実物をテストしていないのですが・・・)


【緊急】

前回の記事へのコメントで“奉公人”さんから、日本地形図 “TOPO10M Ver.8.03 ”では昨年私の指摘した“TOPO10M Ver.8.00 ”での登山道表記の惨憺たる状況が改善されたとの情報をいただき、早速比較してみました。

“TOPO10M Ver.8.03 ”の現物を購入すればよいのですが、金二万円也を払っても現在使用中の“いどんなっぷさんの地図”以下だったら大損ですので、代理店サイトのマップビューアー(見本地図)で比較してみましょう。

●まず最初に、双六岳周辺を比較してみましょう。
ここはアルプスのメインストリートで、登山道表記が無かったとしたら常識的には欠陥商品と言われても反論のできない場所です。

画像↓㊧“TOPO10M Ver.8.00 ”ですが、やはり登山道は全く表示されません。(黒実線は県境で登山道ではありません)
㊨はマップビューアーで見た同じ場所の“TOPO10M Ver.8.03 ”のサンプル画像です。
きっちり、登山道が破線で表示されています。(画像をクリックして拡大してご覧ください)

800sugoroku  803sugoroku
(TOPO10M Ver.8.00 → TOPO10M Ver.8.03 )


●次に剱岳周辺を比較してみましょう。
剱岳は百名山の中でも最も人気の高い山の一つで、ここもまた登山道表記が無かったとしたら常識的には欠陥商品と言われてもしかたのない場所ですね。

画像↓㊧“TOPO10M Ver.8.00 ”ですが、平蔵谷あたりから真砂沢方面の登山道は途切れて表示されません。
㊨はマップビューアーで見た同じ場所の“TOPO10M Ver.8.03 ”のサンプル画像です。
やはり、仙人池やハシゴ谷乗越方面の登山道が表示されるようになりました。

800turugi   803turugi
(TOPO10M Ver.8.00 → TOPO10M Ver.8.03 )


●最後は朝日岳周辺です。
朝日岳・雪倉岳は前記の二箇所よりはマイナーですが、麓の蓮華温泉とともに山スキーヤーにも人気で、四季を通じて登山者の途切れることの無い山域で、私としてはここもまた登山道表記が在ってしかるべき場所だと考えています。

画像↓㊧“TOPO10M Ver.8.00 ”ですが、惨憺たる有様で登山道は全く表示されません。㊨はマップビューアーで見た同じ場所の“TOPO10M Ver.8.03 ”のサンプル画像ですが、複雑に交錯する登山道も途切れることなく地形図同様に表示されるようになりました。

800asahi  803asahi
(TOPO10M Ver.8.00 → TOPO10M Ver.8.03 )


さて、これで私が指摘した場所は登山道が表示されるようになったのですが、私も現在は“いどんなっぷさんの地図”を使用しているので、その他の場所の登山道表示については、あの時以来検証していないのです。

まあ、訂正をしてくれた某代理店の対応には取り敢えずの誠意を感じますが、自社サイトを持ちながら、なぜユーザーに適切なアナウンスをしないのかという点については大いに疑問を感じます。
昨年末にはVer.8.03 になっていたはずなのに、公式なバージョンアップのアナウンスも無く、姑息にマップビューアーのサンプル地図だけ差し替えて、従来品のユーザーをつんぼ桟敷に置いておくと言うのも商売人としての誠意を疑いますね。

VISTA Hcx の白画面欠陥の時の対応といい、今回といい・・・・・・・・・・・・。

まあ、これ以上言っても愚痴になりますのでこれで終わりにしますが、明らかに問題のあった旧バージョンのユーザーにはどんな対応を取ってくれるのか(くれないのか?)楽しみですね。

どなたか旧バージョン(Ver.8.00)をご使用中の方は代理店に問い合わせをして、その結果をコメントしてくれませんか?(たぶん私は代理店に嫌われているでしょうから・・・)

また、新・旧両バージョンを問わず、上記の場所以外で登山道の表示されない場所にお気付きの方も情報の提供をお願いいたします。

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2009年7月23日 (木)

MAP60Csx(日本語版)がSDHC対応にファームアップ

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


英語版MAP60Csxでは既に2009年3月公開のファームウェアVer.3.90 でSDHC規格のメモリーカードにに対応できるようになっていましたが、日本語版MAP60Csx 用のこれまでのファームウェア(~Ver 2.70) はSD規格にしか対応しておらず、したがってメモリー容量も2Gバイトが限界(図郭も最高2025パーティションまで)となっていました。
このため、純正のマップソースでも、“シティーナビゲーター”と“TOPO10m ” の2本の全領域(約2.3G)を入れるにも容量が不足するという状況だったのです。

しかし、今月(2009年7月)公開された日本語版用ファームウェアVer 2.80 でやっとSDHC規格のメモリーカードにも対応するようになりました。
このため、使用可能なメモリーに2Gバイトまでという上限が無くなり、理論上メモリー容量を32Gバイト?までアップすることも可能になったのです。
とはいえ、メーカー動作保障は4Gバイトまでとのことですが、4Gと言ってもそれだけあればシティーナビゲーターとTOPO10m を全部収納し、さらにUUDのROAD25000 と20m等高線と、それを10m等高線にするTOPO+(現在発売停止中)を全部入れてもまだ十分すぎる余裕が残る容量です。

Fup2
(ソフトバージョンが2.80に!)

・・・と言う訳で、早速 MAP60-Csx をファームアップし、上記の地図を全部入れてみる実験をしてみました。
maicroDSHCメモリーはGARMINとの相性がよいと言われている SanDisk 製を選び、容量はメーカーが動作保障をしている4Gバイトです。

Fup1
(新ファームをGARMINのウェブアップデーター、または代理店のサイトから更新する)

マップソースを起動し、“シティーナビゲーターVer.7.0“と”TOPO10m Ver.7.0”、さらにUUDの“Japan Road 25000 Ver.1.0”と“20m等高線TOPO Ver.2.0”とそれを10m等高線にする“TOPO+Ver.2.0(現在発売停止中)”の5種類の地図の全領域を選択してみました。
(私はMAP60-Csx でロック解除している地図は古いシティーナビゲーターVer.7.0と、TOPO10m のVer.7.0しか持っていないのであしからず!)

Mp3map

マップソース・アプリケーションの画面(画像↑)を確認すると、これだけの地図を選択しても大きさは1896パーティションでトータルで約3Gバイト、4GのマイクロSDには十分すぎる程の空き容量を残せる大きさです。

後はこれを転送すればOKなのですが・・・・、USBケーブル経由でGPSユニットに転送したのでは、これだけのボリュームだと終了まで何時間かかるか判りません。
パフォーマンスの高いパソコンで仮想メモリーも多めに設定して作業を行えば転送時間は大幅に短縮できると思いますが、私の骨董品的PCにとってはシティーナビゲーター等のルート計算データーの多い地図の転送は時間のかかる厄介な作業となります。

ここではGPSユニットをUSBケーブルでPCに接続せず、GPS本体からマイクロSDを取り出し、アダプターを介してPCのSDカードスロットに挿入するか、SDHC対応のカードリーダーを使って転送をしましょう。
こうすれば転送時間を短縮できるはずなのですが・・・?、それでも就寝前に開始して翌朝終了しているのを確認した方がイライラしないで済むと思います。(できたらPCをLANから切り離し、ウイルス対策ソフトも停止しておいたほうが良いかもしれません)


翌朝エラーメッセージでなく、転送完了の表示がされていれば完了です。
これで総ての地図が収納され、あとは使用時にGPS本体の地図画面でメニューを開き、表示させる地図を選択すれば良いのです。
例えば、ナビ無しのレンタカーを借りた時にはシティーナビゲーターを使い、登山では純正の“TOPO10m Ver8.0”だと登山道の表示が不十分と思われる場所でUUDの地図に切り替えて使うとか・・・、日本中どこに居ようと使用形態に合わせて最適の地図を選ぶことが可能になったわけです。(まあ、自分で紹介しておいてなんですが・・・、私としてはあまりこんな使い方はしないと思いますが・・・、国内と海外の多数の地図を併用して使う方には朗報ではないでしょうか?)

5map2 
(地図画面のメニューで5種類・3G分の地図が納まっているのが確認できる)

本音を言えば、私としては“いどんなっぷさんの地形図”と純正の地図を同時収納したいのです。
しかし、GPSへの地図転送にマップソース・アプリケーションを使用しないこの地図を、1枚のマイクロSDカードの中で純正の地図と共存させることは、現状では不可能(注↓)です。

(注)
Colorado300やOregon300の場合はデフオルトで4GのSDHCカードが使用できるのに加え、別に内部メモリーにそれぞれ約400M・800Mの空きがありますので、この2つの領域に同時に上記の地図と純正の地図を共存することも可能です。
また、内部メモリーを使用できないMAP60 Csx/J やVISTA Hcx/J でも、専用のツールを使ってファイルを結合すれば上記地図と純正地図の同時収納も技術的には可能です。
しかし、このツールは地図製作者の知的所有権を侵害する機能を併せ持っていますので、コンプライアンスの観点からこの記事では「1枚のマイクロSDカードの中で純正の地図と共存させることが、現状では不可能・・」と記載しました。
なお、不正使用を誘発・助長する恐れがあるとの理由からその方法も記載しませんし、この件に関するコメントや質問も受け付けません。
 

また、英語版のMAP60Csx のファームがVer.3.9 となりSDHC 対応になったのが2009年の3月末で、それが日本語版に反映されたのが7月。
英語版のVista-Hcx については2009年の5月公開のに Ver.3.0 で既に SDHC 対応になっていますから、この流れで行くと日本語版のVista-Hcx についても秋口にはSDHC 対応の新しいファームが公開されるでしょう。

あとは・・・、GPS本体に実際上のメモリーの上限が無くなった現在、地図のボリュームはいくら大きくても構わないのですから、国土地理院の二万五千分の一地形図に破線で記載のある登山道が全て表示できるTOPO10mの新バージョンを北海道地図さんに頑張って作ってもらって、一日も早く発売されることを切に願うところですね。

※ その後のテストの結果、上記のように収納した地図の表示はできますが、いくつかの操作を行ったときにレスポンスが遅くなることを確認しました。
状況の詳細は追ってレポートしたいと思います。



(余談ですが・・・)
私としては、“カシミール3D”から日本語でWPを転送できるという一点だけを考えても、「高くても、日本語版のGPSを購入したほうが良い」と他人にも薦めているのですが・・・。
しかし・・・、基本的に台湾バージョンと同じはずの日本語版GPSの定価は何であんなに高いんだろう・・・、と考えると何故か無性に腹が立ってきますね!
この内外価格差が日本語版GPS(&日本の版用マップソース)の、対英語版GPS国内シェアを抑制しているのは明らかなのに・・・。

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2009年5月28日 (木)

絶賛!GARMIN用"いどんなっぷさん”の地図③

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


「絶賛!GARMIN用“いどんなっぷさん”の地図②」からの続きです。

●さて、前回3種類のGPS用地図の比較を行い、その長短についてはご理解いただけたと思います。
その中で、私として今のところ取り敢えずのベストバイだと思っているのがこの“いどんなっぷ”さんの地図(画像↓)です。

Yakeid120_3

純正“TOPO Ver.8”の崖記号も捨てがたいのですが、登山道に欠落箇所(画像↓)があるというのは致命的ですよね。(詳細は過去の記事をご参照ください)

Garkitanomata
(一例ですが、TOPO Ver.8では北アルプスのメインルートでも途中で破線の登山道がプッツン!)

また、この地図はガーミンの地図管理ソフト(マップソースアプリケーション↓画像)経由でなく、直接GPSにアップロードするため、GPS内に複数の種類の地図を同時収納することはできません。
マップソースアプリケーション経由でしたら、“シティーナビゲーター”と“TOPO”、というように複数の種類の地図を2GバイトまでGPS内のマイクロSDに同時収納し、それぞれの表示・非表示を地図設定画面で選択できるのに、この地図ではそれができないということです。
Msap
(左上のメニューから地図を選んで開き、必要なパーティションを画像のように赤く反転させ、引き続いて別の地図を開いてそこでもパーティションを選択してからGPSに転送すれば、複数種類のマップソースを1台のGPS内に共存させられる)

このような問題点はあっても、私としては、やはり登山道が25000分の一地形図と同様に表示されるという事に大きな安心感を覚え、ベストバイと判断しました。

●使い方によって地図の選択基準は異なると思いますが、私は沢屋(足を怪我して引退みたいなので、元・沢屋かな?)として、『登山道を歩くために必要な登山道表記と』いうより、沢の源頭部の詰めなどで脱出点として線で登山道の位置が分かるか、という観点から、登山道表示を重視してます。
私の昔の経験でも、沢の詰めの最終段階で地形に引っ張られて登山道と平行して延々と藪を漕いで登り続け、登山道に出会った時点で自分たちが如何に馬鹿げたアルバイトをしていたのかに気付き、呆然とした記憶がありますが、こんな時に登山道の表示されるGPSを持っていたら最短のルートで苦労せず登山道に抜け出せていたでしょう。
また、継続遡下降時や枝沢から登山道に逃げる時、何処から登ればより藪漕ぎ距離が短く山道に出られるか?というのも重要な関心事の一つです。
こんな使い方には、メジャーでない山道も地形図どおりに表示されるというのは大変ありがたい事なのです。

また、最近中高年登山者の道迷い遭難が多発していますが、道の不明瞭な場所に迷い込んでしまった場合でも、そこから一番近い登山道の位置さえ線として認識できれば自力でリカバリーできる可能性も高まるはずです。
予め迷う場所がわかっていてそこから抜け出すためのウェイポイントをGPSに登録している人など居る訳が無いでしょうから、デフォルト状態のGPSでも登山道が表示されるというのは素晴らしいことだと思います。

●で、私がベストバイに選んだこの“いどんなっぷ”さんの地図ですが・・・。
値段はというと、全国の登山道入りベースマップセットが5,000円で、後は等高線のデーターを20万分の一地勢図の図郭単位で別途買い足せばいいシステムで、後日別の図郭の等高線データーが必要になった場合は買い足すことも可能ですから無駄もありません。

私はベースマップと25図郭分の等高線を購入し、これで総額約12,000円でした。
25図郭というと中部山岳から青森までの、ほぼ全ての山岳部と北海道のメジャーな山域の大半を網羅できます。(首都圏プラス中部山岳、あるいは関西圏プラス中部山岳といった範囲なら確実に一万円以内で収まります)
また、私の場合25図郭分の等高線データーを含めて約五百数十メガバイトでしたから、純正のTOPOよりもずいぶん省スペースだと思います。

購入は現在“Yahooオークション”で落札し、“Yahooかんたん決済”で支払うという方法のみのようです。
使用に際しては、指定のサイトにアップロードされた分割ファイルをダウンロードし、結合後解凍してUSB経由で直接GPS本体のマイクロSDに転送する、という手続きが少々面倒な気もしますが、転送自体は上記の容量で40~50分以内に終わりましたから、簡単といえば簡単ですね。

とりあえず、コンターの表記がUUD製より格段に良くなったと言うことで、登山道表示を重視する方には、現在のところ一番にお勧めしたいガーミンGPS用の地図だと考えています。


●〈余談ですが・・・〉
「登山におけるGPSナビゲーションについての私見」


GPSは使い方しだいで登山を劇的に楽しく安全にしてくれます。
単純な道迷いを防いでくれるのはもちろん、冬山では赤旗さえ不要にしてくれます。
そして帰宅後、軌跡ログをカシミール3D等の地図上に表示させ、自分の足跡を確認するという新たな楽しみも味わえるのです。

このように確かに便利な道具ですが、私は沢や道の無い藪山ではやはり紙地図とコンパス、そして頻繁に校正された高度計がナビゲーションの基本ツールであり、それよりも何よりも一番大事なのが経験に裏打ちされた“感”みたいなものだと思っている古いタイプの登山者です。(残念ながら私はその“感”も良くないと自覚していますが・・・)

私がGPSを登山で使い始めたのはかなり古いのですが、初めの頃は地図表示などできませんでしたのでマップポインターと併用して経緯線を引いた地図上に、GPSから読み取った緯度経度を落とさねばならずあまり実用的ではありませんでした。
その後、地図は表示されなくても登録したウェイポイントと現在位置の相対位置関係が判るようになり、さらに地図表示ができるようになり、最後には等高線が表示できるまでにGPSは急速に進化しました。

とはいえ、数年前まではまだ衛星信号に米国防総省の“SA (Selective Available ≒意図的な誤差入り信号)”が掛かっていましたから、50~60メートルの誤差も当たり前という状態の中での使用をずっと余儀無くされていたのです。
こんな経験がトラウマになったからかもしれませんが、私はGPSの測位精度が飛躍的に向上し、コンターが表示されるようになった現在でもGPSの画面表示を100パーセント信用する気にはならないのです。
(三年ほど前だったか?SAが無くなっているにもかかわらず、衛星の配置が悪かったのかマルチパスの影響を受けたのか・・・山中で2時間ほどGPSでの現在位置がとんでもない方角に飛んだままという経験もしています)

また、電波状態の悪い沢の中や、深い樹林帯でピンポイントの現在位置の特定や、液晶画面に現在位置として示されたアイコンと、画面にある周辺のコンターを読んで正確な進路を決定することも事実上困難だと思っています。
私のような普通の人間が、条件の悪い場所でGPS画面から判るのは、極端な話現在位置が尾根の斜面のどちら側にあって、登録したウェイポイントや登山道とのアバウトな位置関係がどうなっているかということぐらいのものです。
前回の記事で、UUD製のいい加減な等高線でも私にはさして問題無いと述べたのはこのような理由によるものです。

現在ではGPSそのものの受信感度・測位精度とも向上していますので、機器が正常に機能してさえいれば(特に稜線上では)、ほぼピンポイントで現在位置を知ることができるのですが、しかしそれは何時でもどんな場所でも保障された性能ではありません。

どこかのサイトで、沢の源頭などでも地形図を使わずGPS画面のコンターだけで地形を読み取って迷わず行動する、といった記述を目にしましたが、それほどの情報をあの小さな画面から読み取り、それを制約の多い傾斜地形で活用できると言い切るほどの技術(?)を、残念ながら私は持っていないのです。

自虐的な言い方をすると、私にできるのは、GPS画面から現在位置と目標の方位関係と大体の距離を把握し、それをもとに大地に翻弄されるが如く、地形や植生の弱点を縫うようにして斜面を彷徨しつつ、汗まみれで目的地を目指す事だけです。

・・・こんな話ばかりすると、GPSを過小評価していると思われるかも知れませんが、決してそんなことはありません。
GPSの無かった以前は、沢の源頭で紙地図上で現在地が特定できた僅か30分後にはすでに完全に迷っていて、沢の何処の枝沢に入ったのか?、尾根に上がったは良いが主尾根なのか支根なのか?、さらにそこから派生した地形の襞なのか?さっぱり判らなくなり、地獄のアルバイトを強いられた経験も二度三度ではなくありますが、その後山でGPSを使うようになって、そんな場所でのナビゲーションは以前の100倍も楽になった事を実感として認識し、GPSの威力には正直脱帽モノだと思っています。

しかし、それと同時にGPSが劇的に高性能になったとはいえ、使う側の人的要因も含め、GPSの限界みたいなものはまだまだ無くなっていないとも感じてしまうのです。
・・・トラウマでしょうかね?


●さて、話は変わりますが、このブログの読者には初心者やハイカーの方も多いようなので、そんな方に知っておいてもらおうと、ついでに地図読みに関する話をしてみたいと思います。

偉そうな事を言うようですが・・・、25,000分の一地形図はあんなに詳しそうに見えても実は結構イイ加減で、読み取りには想像力や推理力と言ったものも必要になると承知しておいたほうが無難だと思ってください。
私にしてみれば、あの25000分の一の地形図でさえ地表の凹凸の表記はかなりアバウトで(地形図では小さな谷は埋められ・小さなピークは潰されちゃうんです)、人間の身長目線で見通しの悪い複雑な傾斜地形に入り込んでしまったら、地形図を持っていても、まさしく霧の中に迷い込んでしまったようなもんだと考えています。

たとえば、下の画像ですが・・・。

Katazumiw Katazumis

これは谷川岳の堅炭岩(堅炭尾根)ですが、この場所の地形図が下の画像です。

Katazumik3d
(↑画像はカシミール3Dで山旅クラブの地図を表示したものですが、山には実物の地形図又はトナー式コピー機で等倍にコピーしたもの持っていくのが無難です。プリントアウトしたものはプリンターの種類により水濡れで判読不能になる場合がありますから事前に確認しておきましょう)

この地図から上の画像の地形が想像できますか?
冬と秋に地図画面右端の虹芝寮からほぼ真西を見たのが上の二枚の風景写真です。
K峰からKⅣまで目視では顕著に見える5つのピークも、図上では何処が何処だか初見では判りませんよね(わかる人にはわかるんですが読図初心者には困難でしょう)。
直下に行くとあんなに顕著なβルンゼやγルンゼだって図上でははっきり判りません。

(大体からこの付近は上部では幽ノ沢と一体化していて複雑な地形なのですが、実際に下に立つとハッキリ判る右俣リンネやノコ沢・滝沢も地形図上では実際にそこに立った景観とはかなり異なった表記になっていて、推理して図上での場所を特定するしかありません。まぁ、こんな場所で地図が役に立つ訳ではありませんが・・・、そこは突っ込まないでください・笑)

そして、この場所を純正TOPO Ver.8を使用したGPSの画面で見たのが下㊧の画像です。
むしろ崖記号の無い“いどんなっぷ”さんの地図㊨の方がルンゼの位置は判りやすいかもしれません。
いずれにしろGPS画面上の地形は表示範囲の狭さと相まって、紙の地形図に比べて数段読みにくいことは確かです。

Katazumig120 Katazumiid
(㊧純正TOPO Ver.8、㊨“いどんなっぷ”製)

この両地図には中芝新道の表記があるからいいようなものの(純正TOPO Ver.8については、北アの裏銀座メインルートの登山道にすら欠落があるのに廃道?の中芝新道が表示されると言うのも不思議ですね・・・)、GPSに登山道表示が無かったら、この画面の中央に現在地マークがあるとして、画面のコンターで地形を読んで霧の中芝新道を正確に旧道出合までトレースできるでしょうか?
紙地図での読図が上手な方でも、このGPS画面を読むのは困難だと思います。

また、この山域を初めて歩く人が、『一の倉岳から中芝新道を下り、KⅡとKⅢの間にあるβルンゼを下降して、カールボーデンから堅炭沢を下り旧道に降りなさい(一般的ではないが決して難しいコースではない)』と言われたとして、ウェイポイントやルートの登録されていないGPSだけで、(紙の地形図とコンパス無しに)このルートを自信を持ってトレースできる方は10人中何人居るでしょうか?

私は、GPSを使った(道の不明瞭な)山岳地帯の傾斜地でのナビゲーションの方法として、GPSで確認した自分の位置を25000分の一地形図に頭の中で落としてみて、地形図全体の地形を見渡し、それを目前の地勢と対応させて、今進むことのできるルートを見出すのが最善の方法だと思っています。
狭いGPS画面の範囲だけでは、これからどう進んで良いのかの判断など私には困難ですし、ましてや霧で視界が悪かったらなおさらです。

(まあ、以上お話したことは難しいルートファインディングを要求される場合のことで、一般のコースや空が開けている稜線ではGPSは強力な武器となり、通常の使用法でも道の分岐点の見逃しなどはほぼ完全に無くしてくれることは間違いありません)

今回の例では使用可能な風景写真の関係で、やむなく谷川岳の堅炭尾根を例にしましたが、首都圏の低山でも妙義山や西上州の山々など油断できない場所は無数に有りますし、多くの沢の源頭部でも事情は同様だと思います。

しかも沢ではGPSでも誤差が大きくなりますので、沢や道の無い藪山に行く事(行きたくなくても迷って行かされてしまう事もありますよ~、笑!)を想定して、やはりGPSと並行して紙地図とコンパスで現在地を推測してナビゲーションを行うことにもに慣れておいた方が安心だと思います。

また、受信感度が格段に向上したとはいえ、衛星の配置と地形によってはまだまだ誤差は出ますし、時としてGPSが突然フリーズしたり故障してしまうという不測の事態を想定した場合も同様なことが言えます。
私も、過去2度ほど山でGPSがフリーズしてしまったことがありますが、最初の時は何が起こったかも直し方も解らず、以後の行程でのGPS使用ができませんでした。
また、現在使用中の“Etrex Vista/Hcx”でも当初の白画面問題がらみの初期不良で、切ったはずの電源が落ちなかったのに気付かず(ビープ音をoffにしていたため)、翌朝には電池が空っぽになっていた事がありますから・・・。

(参考)
GPSがフリーズした場合はマスターリセット操作でほとんど解決しますから憶えておいてください。
マスターリセットは、“Etrex” シリーズでは「ページキー(右側の上)」と「クリックスティック」を同時に押しながら電源ONし、出てきた画面でYESを選択。
また“MAP60”では「ページキー」と「実行キー」を同時に押しながら電源ONし、画面でYESを選択、すればOKなのですが、私はイザという時忘れてしまい慌てないように電池ケースの裏に書いておきました。
(しかし、このマスターリセットの操作を行うと基本的に登録したウェイポイントやルートは消えてしまうので、GPS本体が正常に測位を始めても以後のナビゲーションには不自由が生じます)



何やら論旨の一貫しない、つまらない事を長々と書いてしまいましたが・・・。

結局言いたかったことは、GPSは便利な機械ですが、やはり紙地図とコンパスでの、所謂「読図力」はある程度身に付けておきたい技術だ、ということですね。  お粗末!

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2009年5月24日 (日)

絶賛!GARMIN用"いどんなっぷさん”の地図②

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


「絶賛!GARMIN用“いどんなっぷさん”の地図①」からの続きです。

今回は3種類の地図の詳細を紙地図を参照しながら比較してみましょう。
画像をクリックして複数の画像を並べて比べてみてください。(画像の一部が表示範囲から外れる場合は、拡大レベルを下げれば全体が表示できます)

●まず、比較する場所の紙地図(国土地理院・25000分の一地形図)を見てみましょう。

P2000yake

●次にガーミンの“ TOPO Ver8 ”の120メートルスケールです。

Yakeg120_2

①焼岳小屋南東の岩場の崖記号は上手く表現されています。
しかし、画像では判りにくいですが紙地図上では崖記号よりずっと顕著な画面右下の峠沢の崩壊地は紙地図と異なって全く表現されていません。
多分多くの地形表記のうち崖記号一種類のみを書き加えたのでしょう。

②登山道の表記は紙地図とも、後述の各地図何れとも違っていますが、これは、製作した北海道地図が独自の登山道データーを使用しているからだと思われます。
このTOPO Ver.8 の登山道に欠落箇所があるのもこの独自のデーターを使っているためです。
また、登山道のラインは紙地図より概念的な表現(画像↓)といった印象ですが、これも私としては好印象です。

この画像の登山道は“登山道カラー変更パッチ”で太い破線に変更してありますので、かなりハッキリ表示されるのは良いのですが、その反面車が通る林道より目立つと言うのも少々違和感があります。

Yakeg30 Yakeid30
(㊧ TOPO Ver.8  ㊨ “いどんなっぷ”製、の30mスケール画像)

③県境は目立たないですが表示されています。

④等高線は100mごとに強調されています。

また、小屋のアイコンが2つ(120mスケールでは重なって)あるのは私がウエイポイントとして登録したアイコンと、代理店が無償で提供してくれる全国山小屋位置情報によるアイコンが別に表現されているからです。

●次は、同じ縮尺レベルのUUD製の地形図です。

Yakeuud120_2

①画面にあるUUD製の地図の等高線は、“TOPO+プラグイン”で10m等高線にしてありますが、現在販売されているTOPO/20mは、この等高線を敢えて間引いて20m.刻みにしたものです。
これは、UUD製の地形図では、国土地理院の数値地図データーから演算して描画された仮想等高線を使用しているため、10mにするとかえって表現が解り難くなるためでしょうか。
画像でも小屋の北西にある地形に、他の二つの地図と異なった通常では考えられない“C”形のコンターが描かれていますが、これは等高線作製アルゴリズムがこのようにしか演算してくれなかったということです。

結論から言えばUUD製の地図は、等高線の描写に関しては他よりかなり大雑把で、古さ?を感じざるを得ない印象です。
しかし、次回の記事で述べるような理由で、特別な使い方以外には、さほど重大な問題と言う訳でもありません。
(UUDでは紙地図に近い10m等高線の地図を開発中のことですから、これらの問題はその発売段階で解決されているはずです)

②登山道は25,000分の一地形図に破線で記載のあるものは総て網羅されています。

③県境の線は純正TOPOより目立つ線で表示されます。

④等高線は100mごとに強調されています。


●最後は、“いどんなっぷさん”の地図です。

Yakeid120_2

①英語表示のみのUUD製と異なり、日本語地名表示(購入時に英語・台湾語表示も選択できます)ですし、等高線の描写は純正のTOPO Ver.8 と同等で、紙地図により近い表現となっています。
もちろん等高線のみで、紙地図にある崩壊地やTOPO Ver.8 にある崖記号は描かれていません。

②登山道は25,000分の一地形図に破線で記載のあるものは総て網羅されています。

③等高線は他の2種類の地図より細かく、50mごとに強調されていて地形を読みやすい感じです。

④この地図では県境の表示は無いようです。


●さて、それぞれ特徴があって一つ選ぶのは難しい選択になりそうです。こうなると価格と使用する人の好み次第という事になるのですが・・・。

次回は、私の考えるベストバイ地図と、山岳地帯でのハンドヘルドGPSでのナビゲーションについて私の基本姿勢をお話したいと思います。

以下、続く!



●〈余談ですが・・・〉

ここでは地図についてお話しているわけですが、ついでに登山で使うことを前提としたGPS本体のベストバイ機について私の考えを述べたいと思います。

もちろん新型の“コロラド”や“オレゴン”は液晶画面も大きく、表示画像もこれまでのEtrex シリーズのものよりも格段に綺麗なことは確かです。
しかし、これら新型機種の最大の短所は電池を大食いするということでしょう。
実質十数時間の電池寿命では山用としてギリギリの線です。

また、画面には陰影があって綺麗でも、使用しているマップソースは同じですから、等高線等のデーター量が多いというわけではありません。
しかも、山道具としてはやや高価すぎる気がします。

その点、EtrexのHcxシリーズの“Vista”や“Legend”なら、私の以前の記事でも紹介したように、冬期でもない限り丸1昼夜電源を入れっぱなしでも電池切れにはなりません。
つまり、1日数時間以内の行動なら3日間は電池交換無しで働いてくれるわけですから、これは山で使うには最大のメリットだと思います。
また、この小型の筐体もザックのショルダーストラップに付けたりアウターのポケットに入れたりするときに嵩張らず携帯に便利です。

あとは、“Vista”にするか“Legend”にするかですが・・・、これはどちらでも各自が自分の使い方と、財布の中身と相談して決めれば良い問題ではないでしょうか。

私は“Vista Hcx”を使っていますが、コンパスは通常Offにしていますから、コンパスの無い“Legend”でも良いような気もします。
しかし、時としてコンパス機能を使うこともありますから、価格差は少なくありませんが“Vista”にして良かったとも思っています。

ついでに愚痴を言わせてもらいますが、正直にお話しすると“Vista Hcx”購入直後、私はずいぶん嫌な思いをさせられました。
買ってすぐ、初期不良の「白画面」問題が発生し、某代理店との馬鹿馬鹿しい不毛のやり取りを繰り返せざるを得ませんでした。
そんな状態で、2~3ヶ月も待たされた挙句、代理店は詫びるでもなく理由を説明するでもなく、突然対策ファームウェアーを一般公開してこの問題を収束させたのです。(その間、この代理店は、場合によっては登山者の生命にも関わるこの欠陥を、自社サイトを持ちながら一切公表しませんでした)
しかも、それだけなら我慢もできたのですが、その時点で代理店は発売から間もないこの機種を何と2万円も安く価格改定するという、早期に欠陥品を購入させられて不利益を被ったユーザーの心を逆撫でする様な裏切り行為を行ったのです。

つまり、私は実際にこの機種の欠陥により、使用不可能だった期間に、代理店の指示で欠陥品だったβ版ファームを含め、何度もファームの入れ替えやテストに貴重な時間を使わされた挙句、その後に購入したユーザーより2万円も無駄金を払わされたわけです。
あの代理店なら「さもありなん!」ですが、まったくユーザーを馬鹿にした話だと思いませんか?

などと文句を言いながらも・・・、私が考える山用GPSのベストバイは、やはり“Vista Hcx/J”という事に落ち着くと思います。


以下、続く・・・!

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2009年5月21日 (木)

絶賛!GARMIN用“いどんなっぷ”さんの地図①

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


以前、ガーミンのマップソース“ TOPO 10M Ver.8 ”のレポートを記事にした時、コメントを頂いた“いどんなっぷ”さんが、自作の地図を紹介していたのを覚えていらっしゃるでしょうか。

この、“いどんなっぷ”さんの地図ですが、日本語表示が可能で、登山道も25000分の一地形図に記載のものは全て表現されているし、等高線の表記も25000図と同等、との事でした。
これがホントなら、価格さえ適正であれば、まさに「買い!」ですよね。

私も興味があったのですが、メインに使用しているVISTA Hcx-J では、“ TOPO 10M Ver.8 ”もありますし、“UUDのTOPO20m ”と、これを10m等高線にする“TOPO+プラグイン(現在発売中止)”もあるので、1マップ1ユニット限定の“いどんなっぷ”さんの地図を買う理由は全く無かったのです。
しかし、ここ5ヶ月間足の怪我で思うように身動きできないもどかしさもあって、興味本位でこの地図を購入しテストして見る事にしました。

さて、“いどんなっぷ”さんの地図は“ TOPO 10M Ver.8 ”や、“UUDのTOPO20m &TOPO+プラグイン”と比べてどうなんでしょうか?
実際に比較して見ましょう。

ただし、、“いどんなっぷ”さんの地図はガーミン純正のマップソースやUUD製の地図のようにガーミンのマップソ-ス・アプリケーションに一旦収納し、そこからセクターを選択してGPSユニットに転送するのではなく、地図ファイルをPCから一括して直接GPSユニットに転送する方式なので、マップソ-ス・アプリケーションのPC画面を取り込んで比較することができないのです。
また、山で実際に使用するときのインターフェイスであるGPSユニットの液晶画面でどのように表現されるのかを理解いただくため、直接液晶画面を撮影した画像を掲載することにしました。

(訂正)
“のり”さんからのコメントでスクリーンショットの方法を教えてもらいましたので、画像を間接撮影画像から、GPSから直接取り込んだ画像に入れ替えます。
“のり”さん感謝!


比較する地図の場所は焼岳周辺で、国土地理院の”ウオッちず”で見ると下の画像の場所ですので、比較して見てください。(各画像をクリックすると拡大できます)

Uo25000

●まずは、各地図の縮尺レベル120Mから見てみましょう。
(左から“TOPO10m Ver.8”→ “UUD製”→ “いどんなっぷ製”の順です)

Yakeg120 Yakeuud120 Yakeid120


●次は、縮尺80Mです。
(左から“TOPO10m Ver.8”→ “UUD製”→ “いどんなっぷ製”の順です)

Yakeg80 Yakeuud80 Yakeid80


●続いて、縮尺50Mです。
(左から“TOPO10m Ver.8”→ “UUD製”→ “いどんなっぷ製”の順です。以下はオーバーズームですから表示範囲が狭くなるだけでディテールは同じですが・・・)

Yakeg50 Yakeuud50 Yakeid50

●最後に縮尺30Mです。
(左から“TOPO10m Ver.8”→ “UUD製”→ “いどんなっぷ製”の順です)

Yakeg30 Yakeuud30 Yakeid30

いかがでしょうか?
それぞれの地図の違いがお判り頂けたと思います。
次回はそれぞれの特徴を25,000分の一紙地図と比較して詳細を検証してみましょう。

以下、続く・・・!

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2008年9月22日 (月)

GARMIN/topo10M・Ver.8 は「買い!」か?④

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★☆☆☆
危険度 :★★★☆☆
(評価は依然大幅に下方修正のままです)


GARMINのtopo10M・Ver.8 については「登山道が表示できる」を謳い文句にして発売されたのにもかかわらず、当然記載があって当然と思われるメジャーな箇所の登山道が複数個所表示されない事については以前の記事に書いたとおりです。

その後、またあってしかるべき箇所の登山道が表示されない場所を見つけました。

まずは下のtopo10M・Ver.8の画像をクリックしてご覧ください。
北アルプス北部の人気エリア雪倉岳・朝日岳・蓮華温泉エリアです。 (画像にカーソルを合わせクリックして拡大して見てください)

このエリアは残雪期には我が国有数の山スキーエリアですし、無雪期でも蓮華温泉と組み合わせて人気のコースです。
ここでも登山道がいきなりプッツンです。また、営業小屋の朝日小屋も表示されません。

Garminasahi2

次はUUD製の地形図です。
画面では判りにくいかもしれませんが、朝日の巻き道など複雑な登山道も破線で総て表示されています。 (表示された画像にカーソルを合わせ拡大アイコンをクリックして見てください)

Uudasahi2  

その他、この近辺では白馬岳から旭・清水岳方面の登山道の表示が無いことも確認しています。

さて・・・。
実はこの事はすでに代理店の“い○×ネット”に7月中旬に問い合わせ済みで,同時に登山者の安全に係わることだから、正常版への交換と、せめて表示の欠落箇所が何所と何所なのかは公表すべきではないか、との意見も付記しておきました。
それに対し代理店からは。

『平素は弊社製品をご愛用くださいまして誠にありがとうございます。

お問い合わせの地区に関する情報をお調べ致しましたが、ご指摘通りの
収録状況になっておりました。

当社でも、該当個所のデータは収録するべき箇所かと考えております
ので、地図ベンダー(北海道地図株式会社)及びガーミン社への
調査依頼及び対応についての検討依頼を行いました。
状況判明次第、再度ご連絡させて頂きます。』(原文ママ)


との、欠陥を認めるを回答をいただきましたが、その後2ヵ月半無しの礫で、欠落箇所のインフォメーションはおろか、この製品に登山道表記に明らかに欠陥があることすら公表せずじまいです。(その他、この回答には子供騙しの事実と異なる言い訳が併記さえていましたが、馬鹿馬鹿しいのであえて今回は公表しません)

Hcx の“白画面”欠陥を、登山者の安全性を自社の利益との天秤にかけ、ファームアップまでの時間稼ぎで何とか乗り切ったこの会社の呆れるばかりの体質が此処にも現れたと言うことなのでしょう。

日銭が回らないと中小企業は経営が成り立たない事は私も理解しているつもりですが、中高年登山者もGPSを使用する昨今、場合によっては人命に係わる欠陥の公表と、自社の利益の何れにプライオリティーを与えるかすら分からないのでは、明らかに企業体質として異常でしょう?

温厚な私が、なぜこんなに憤慨しているのかと言うと、最近”IDAオンライン”というGPSショップのお客様掲示板で、同種の問い合わせに対するこのショップの回答に、下記のような記述を見つけたからです。

『お問い合わせありがとうございます。

北海道地図製作及び、代理店に問い合わせたところ、
北海道地図製作様からは、「確かにご指定のエリアの登山道に欠落があった。」
とのことで、代理店の方には連絡を入れデータも送付しているようです。

現在代理店とGARMIN社の方で対応を検討しているとのことですが、
結論は出ていないようです。

誠に申し訳ございませんが、何か情報わかりましたら、HP、メルマガ等でお知らせいたし
ます。

よろしくお願いいたします。』(原文ママ)


この回答の日付が7月28日ですから、これが正しいとすると代理店は少なくてもこの段階で地図製作会社から欠落箇所のデーターを入手していたということになります。

にもかかわらず『状況判明次第、再度ご連絡させて頂きます。』と言っておきながら、既に2ヶ月・・・。
また意図的な不作為で逃げ切ろうという悪意を感じるのは私だけでしょうか?


★まあ、この代理店を貶してばかりでも何なので、好いニュースを一つ!

“POIデータ全国山小屋避難小屋 Ver.1.00 ”が代理店より無料公開されました。
早速ダウンロードしてみましたが、小さな避難小屋まで登録されていますし、GPS画面上に可愛いアイコンで小屋の位置が表示されますよ。

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2008年7月13日 (日)

GARMIN/topo10M・Ver.8 は「買い!」か?③

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★☆☆☆
危険度 :★★★☆☆
(評価は大幅に下方修正です)


(緊急!)

“TOPO 10M/Ver.8”については、以前の記事で読み取りにくさを指摘した登山道の表示についての変更パッチが公開されました。
その結果破線表記の見やすい画面表示となり、その対応の速さに感心したのですが・・・しかし・・・!

前回の“TOPO 10M/Ver.8”の記事では、「結構使えそう・・・」みたいな評価をしてしまいましたが・・・。
お読みになって信用された方々には申し訳ないのですが、ハッキリ言って“TOPO 10M/Ver8”はとんだ欠陥品だといわざるを得ない状況となりました。

まあ、ご覧ください。
これは、UUD製作所の“25000road+10mtopo”のPC画面での表示で、場所は双六岳周辺です。(画像をクリックして拡大してご覧ください)

Uudsugoroku

双六小屋は当然として、登山道は稜線上のみならず双六岳の巻き道や三俣蓮華への巻き道まで表示されています。
当然といえば当然ですよね。登山道が表示されるといって売っているのですから。

次は、全く同じ場所をGARMINの“TOPO 10M/Ver.8”で表示した画像です。

Garsugooku

呆れてモノが言えませんネ!
登山道がありません、全く表示されていないのです。(グレーの実線は県境で登山道ではありません)
おまけに双六小屋もこの地図では無いことになっているわけです。
槍ヶ岳から登山道を追ってみましたら、樅沢岳の手前で登山道がプッツリ途絶え、北ノ俣岳まで全く表記されていませんでした。

Garkitanomata
(修正パッチで破線表示となった登山道だが、北ノ俣岳で破線の登山道がプッツン!)

マイナーな帝釈山系や和賀山塊でと言うならいざ知らず、アルプス銀座と言われているこの場所でこのような状態なら・・・他は推して知るべし・・・。
UUDと同じだと思って使うととんだ遭難騒ぎにもなりかねません。危なくて使えたものではありませんね。

と言うわけで、これから“TOPO 10M/Ver.8”を購入しようとしている方はチョット待ったほうが懸命です。

また、他の山域で登山道表記に不備がある、あるいは地図に間違いがあるのをご存知の方は情報共有のため、コメントいただければ幸いです。

(追記)

その後、“TOPO 10M/Ver.8”にさらに一箇所道が無いところを見つけました。
剣沢小屋から真砂ロッジ経由で仙人池や、はしご段乗越から蔵の助平方面への登山道が平蔵谷手前あたりでやはりプッツンです。真砂ロッジもありません。
このコースは登山者のみならず、剱岳や八つ峰を撮影するカメラマンにとってかなりポピュラーなコースのはずなのですが・・・。

Garmasago

そして、同じ所のUUD製地図です。
やはり、しっかりと登山道が表示されています。

Uudmasago

“TOPO 10M/Ver.8”はダメダメですかね?
ご存知の方は、他の情報をコメントにてご提供ください。

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2008年7月 5日 (土)

GARMIN/topo10M・Ver.8 は「買い!」か?②

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆



前回の記事のでお知らせしたように、MAP60-Csx や VISTA/Legend-Hcx 使用者待望の、ガーミン純正の10メートル間隔等高線入りの2万5千分の一日本地形図“TOPO・10mVer.8”がリリースされたので早速レポートしてみたいと思います。

ただし、山でのテストはまだしていませんので、今回は歴代の10m等高線入り日本地形図のPC上での画面表示の差異について報告いたします。


まず、古いほうからガーミン純正の“TOPO・Ver.6”のPCディスプレイ上の地図表示を見てみましょう。
(以下、画像をクリックして拡大して比較してください)

To_v6
10メートルごとの等高線と県境は表示されているが登山道は全く表記されていない。
またVer.7のような陰影をつけた地形表現はできない。
まだCDメディアでの提供でした。


続いて、同じく純正の“TOPO・Ver.7”です。

To_v7
陰影のある表現で地形の把握はしやすいが、地図情報はVer.6と全く変わらず、登山道や林道表示も無いのでGPSでの使い勝手は向上していなかった。
あと、以降メディアがDVDに変わりました。


次は、登山道表示可能の”UUD製作所製のマップソース”です。

To_uud
純正のマップソースとは画面表示の印象が異なるが、登山道が破線で表示されているのが画期的だった。
また、アルファベット表記だが地図情報は豊富で、この画面でも純正では表記されていない殺生ヒュッテや飛騨乗越が表示されている。
また、地図はアルファベット表記だが日本語版のGPSを使い、カシミールD等の地図ソフトから日本語表記のポイントを転送できるので実用上の不都合は殆ど無い。
また、ユニット・ロックの掛かっていないメディアを購入すればGPSを買い換えても継続使用することも事実上可能だった。


そして最後が、今回リリースされた純正の“TOPO・Ver.8”の画像です。

To_v8
登山道はUUD製と異なり細実線で表されている。
UUD製との大きな違いは、崖や露岩記号が表示されさらに地形把握が容易になったことだろう。
また、PC画面上では陰影表示も立体的で見やすいが、これは実用上では“コロラド300”等のGPS画面で陰影を高精細で表示できる機種では役に立つ機能なのだろうが、従来機種での恩恵は無い。
(しかし・・・コロラド300は予想外の大食いで、電池寿命は単三2本でわずか10時間!これでは山での使用を躊躇せざるを得ない)

また、PCでは細実線の登山道だがGPS画面では破線で表示される。しかし、UUDの地図と比べても決して読みやすいといえないのは残念だ。(等高線と近似色でなく一目で道と判断できる色での表示を切望する!)


・・・と、言った訳で色々ありますが、今のところ“TOPO・Ver.8”は結構使えそうです。

(以下、続く・・・かも?)

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2008年6月29日 (日)

GARMIN/topo10M・Ver.8 は「買い!」か?①

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


ガーミンから、MAP60-Csx や VISTA/Legend-Hcx 使用者待望の、10メートル間隔等高線入りの2万5千分の一日本地形図“TOPO・10mVer.8”がリリースされました。

これまでのガーミン純正のマップソース“日本地形図(TOPO10M)Ver.7”(画像↓)は、等高線の描写は標高10メートルごとと地形の把握には役立ちましたが、唯一の問題は登山道や林道の表示が全くなされなかった点です。

Topov8

そこで、以前の記事でUUD製作所の地形図(TOPO)をご紹介しましたが、こちらは地名表記はアルファベットななものの、 純正同様10Mごとの等高線が表示でき、さらに登山道や林道の表示もできるので、私はこちらを主に使用していました。
もちろん、登山道に関しては実際の地形とは食い違っている部分もありますが、概ね正確で、現在地の把握にはたいへん有用です。

Topouud  Uud2
(UUDの“25000Roadmap with TOPO”と“TOPO+”があれば10M等高線と登山道が教示される)

『余談ですが・・・、昨年久々に“杉田川”を遡行しましたが、ここは詰めの手前で廃道となった山道を見つけてそちらに逃げるのが正解なのです。
前回遡行した時は大迷いして大変でしたが、今回はGPSでUUDの地形図を使用したら、なんと廃道になったはずの山道まで表示されており、すんなりと下山できました。』


そんなわけで、私としては「山ではUUDの地形図以外は考えられない・・・」という状況が長く続いていたのです。

しかし、最近某代理店よりGARMIN純正のマップソースで登山道表示が可能なTOPO・10mVer.8が発売されるとのメールが・・・、その宣伝文句には『DEMデータ(標高データ)が付属されているため、標高別に色分けされた地形陰影表示が可能です。V8からは登山道や崖マークが収録されています。※崖マークの高さは正確ではありません。(原文ママ)』とあります。
登山道に加えて崖マークが正確に表示されるとなると、現在地の確認がより簡単になること間違い無しです。
さらに、添えられた『旧Ver.購入者には期間限定で優待バージョンアップ価格にてご提供!』との甘言にまんまと嵌められ(迂闊にも!)反射的にネット注文してしまったのです。

Topov8b  Opov8c
(誇らしげな“登山道&林道情報収録”ロゴ入りのVer.8パッケージ)

さて、マップソースをPCにダウンロードし、ガーミンのサイトに行ってロック解除コードを入手し、さらにVISTA/Hcxに全領域をアップロードするのにたっぷり3~4時間かかります。
UUDの地図は全部入れても1Gバイト以内で収まりますが、このガーミン純正のマップソースはたっぷり2Gバイト近いボリュームですから時間が掛かるのも仕方ないのでしょう。

並行してマイクロSD版の“TOPO/Ver8”も販売されるそうですから、それを待って購入すればこんな手間は必要ありませんし、機種交換や複数のGPSユニットを所有している場合でも1つのマップソースが使い回しができますから経済的でもあります。


さて、優待価格とはいえ大枚一万五千八百円也!・・・この純正のマップソースの実力は如何なものでしょうか? また、UUDの地図と比べてどちらが「買い!」なのでしょうか?

これからテストを開始いたしますので、追ってレポートしたいと思います。

〈以下、続く!〉

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2008年2月20日 (水)

VISTA /Hcx の不具合・続報④

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆
(このような評価になるといいのですが・・・)

Ng4a

ながいこと解決しなかったVISTA・Hcx-Jの白画面問題(画像↑)ですが、昨日“のり”さんから日本語版のファームVer.2.5が某代理店のサイトに公開されたとのコメントをいただいたので、早速ダウンロードしてVer.アップしてみました。
下の画像をご覧になると分かるように上段の「ソフト・バージョン」が2.10から2.50に置き換えられています。

Ok2a V25_2

そして今朝、十分機体が冷えているところでスイッチONしてみましたが・・・・
とりあえず白画面にはならず正常に起動しました。

これで「めでたし。めでたし。」になるといいのですが、今後さらに山で実際に使ってみてレポートしてみたいと思います。

しかし、購入してから3ヶ月。某代理店の不親切極まりない対応のなか、長い道のりでしたがこれでやっと解決しそうです。

しかし、たぶんファームの改良で起動時に液晶表示部にかかる電圧を上げたという事なのでしょうが、頻繁にON/OFFを繰り返すような使い方の場合、電池の寿命に悪影響が無ければいいのですが・・・。

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2008年2月 8日 (金)

VISTA /Hcx の不具合・続報③

便利度 :☆☆☆☆☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :☆☆☆☆☆
危険度 :★★★★★
(残念ながら私のVISTA/Hcxに対しては現在のところこんな評価しかできません)


前回の記事“VISTA /Hcx の不具合・続報②”で、ファームを2.60にしても私のHcx日本語版ではまったく改善が無かった事を報告しました。

この不具合については“へい”さんからも北米版Hcxでも同様な不調が発生した旨のコメントがありました。
しかし、その後の報告ではガーミン本社からのファームを2.60にアップしろとの指示にしたがったところ、この症状が改善したとのことです。

同じ2.60のファームでありながら北米版で改善し、日本語版ではまったく効果が無いというのもおかしなものだと思って、先程念のためスイッチを入れてみたのですが、日中にもかかわらずやはり画面は真っ白でした。(一度OFFし、再度ONで改善します)

状況をハッキリさせる為、バージョンナンバーを表示させた私のHcxの画像を掲載しますので何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらコメントをいただければ幸いです。

Ok2a_4 Ng4a_2  
(左は正常、右は真っ白です・バックライトONの同条件で撮影しました)

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2008年2月 7日 (木)

VISTA /Hcx の不具合・続報②

便利度 :☆☆☆☆☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :☆☆☆☆☆
危険度 :★★★★★
(残念ながら私のVISTA/Hcxに対しては現在のところこんな評価しかできません)


2good 2nogood
(左が正常、右は画面が判読できないほど薄い)

代理店のホームページでHcx-Jの新しいファームウェアーが公開されていました。
Ver.2.60と言うことでしたが、当初の2.0に続いて2.10が公開され、次にβ版ながら私が試用させてもらったのが2.20ですから、今回のが2.60とはずいぶんスキップしています。(色々対策を試行錯誤していたのでしょうか?)
アップの名目は「測位精度の向上」との事ですが、問題の不具合も解決するのではと思いさっそくファームアップしてみましたが・・・結局スイッチON 時に画面表示が薄くなるという問題はまったく解決していませんでした。

初期不良交換してもらって2ヶ月、しかも代替機にも不具合があったためクレームを入れたところ、代理店からしばらくお待ちくださいとの連絡をいただきましたが、その後ほぼ1ヶ月、無しのつぶてで、代理店のホームページにも一切インフォメーションが無いという意図的不作為状態が続いています。
私も、購入からそろそろ3ヶ月、当初の不具合の経験から恐ろしくて山では使用できない状態のままほって置かれています。

このブログのコメントにも同様の不具合が英語版にも発生しているという報告がありましたが、それを見てもGARMIN本社でも曖昧な対応で時間を稼いでいるといった印象ですね。
あくまで想像ですが、本社・代理店ぐるみで敢えて不具合に関するインフォメーションを行なわないという統一歩調を採っているとしか思えません。

新製品の初期不良自体はよくある事で、それに目くじらを立てたいとは思いませんが、製品の欠陥について消費者に対し意図的に情報提供を怠っているという印象をもたれることは企業としてもマイナスであることは確実ですよね。
昨今の企業モラルに関する幾多の事件にしても、情報の隠蔽と時間稼ぎで乗り切ろうとした企業は、結局自ら最悪の結末を招き寄せてしまいましたから・・・。

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2008年1月10日 (木)

VISTA/Hcx の不調(続報)

便利度 :☆☆☆☆☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :☆☆☆☆☆
危険度 :★★★★★

(残念ながら私のVISTA/Hcxに対しては現在のところこんな評価しかできません)

前回、お伝えしたHcxの不調ですが、時々(頻度は十数回~数十回に一度)とはいえ致命的な欠陥なので代理店にクレームを入れたところ、UUD製作所の純正外マップソースが原因ではとの回答がありました。

そこで、マップソースを収納したマイクロSDカードを外し、本体のメモリーにあるベースマップのみで数日テストを繰り返したところやはり前回と同じ症状が1度発生しました。
そこで、仕方なく代理店に初期不良交換をしてもらったのですが・・・・・・。

しか~し!!
なんと交換したもらった機体も、前回電源OFFから数時間使用しない状態で電源をONすると、液晶表示のコントラストが判読ができないほど薄くなってしまうという不具合があったのです!
いったんOFFして再度ONすると正常な表示に復帰するのですが、これは単なる製品の癖というより明らかに欠陥でしょう。

1good 1nogood
(左が正常、右は画面が判読できないほど薄い。下の2枚も同様)

もしや、電圧のやや低いニッケル水素電池を使用しているのが原因かと思い、アルカリ電池を使用してみたのですが・・・やはり結果は同じ症状が現れました・・・!
まぁ、製品仕様に使用可能な電池としてニッケル水素が明記されている以上、使えなければ欠陥品といわざるを得ません。

2good 2nogood

黙っているわけにもいかないので、再度代理店にクレームを入れたところ、未公開の対策用ファームウェアーv2.20のβ版を先行して提供しくれたのですが・・・・・・。

しか~し!!!
これで一件落着かと思っていたのもつかの間・・・。
この対策用ファームウェアーv2.20のβ版も(代理店では異常なく作動したとのことですが)私の機体で使用してみると、電源ONでバックライトが勝手に点灯し手動でOFFするまでずっと消えないのです。

一度ファームをV2.10に戻してみたらウェルカム画面では一時点灯するものの、衛星状態画面に移行する時点では自動的に消灯しました。
しかし、再度v2.20にアップしたらまたバックライトが点灯しっぱなし・・・・。明らかにファームのバグですね。
これでは、場合によっては山の中で気がついたらあっという間にバッテリー切れだった、と言うことにもなりかねませんヨ。

そこで、ネット上でHcxの不具合について検索してみたら、私と同じ液晶画面が薄くて読めないといった症状が出ているという記載が散見されました。

全製品ではなく、また特定の設定条件の場合に起きる現象なのかもしれませんが、v2.20のβ版で発生したバックライトの不具合や、私が最初に経験した電源が落ちないという不具合も含めて、まだこのHcx自体の品質あるいはファームウェアーに欠陥があるか、あるいは動作に不安定があるということは確かなようです。

それにしても、代理店の“い○×ネット”も製品の不安定さを承知し、ガーミン本社からβ版とはいえ対策ソフトも入手している段階であるのなら、少なくても自社のサイトで製品の一部に不具合が発生しているというくらいのインフォメーションはしてもいいと思います。

山では完全にGPS頼ってはいけないと言うのが鉄則とはいえ、GPSの欠陥は登山では場合によっては命に関わる事故にもつながりかねません。
社内には、GPSを山で使う時のマニュアル本を著している方もいらっしゃるようなのに・・・これはいただけませんね!

というわけで、現在“Hcxシリーズ”の購入をお考えの方は製品が安定するまで、もう少し待ったほうが賢明ですよ!

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2007年12月11日 (火)

GPS3種類の燃費?比較

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆
(小型GPS一般としての評価です)

【先日報告したVISTA/HCx-Jの不具合ですが、マスターリセットを実行したのにもかかわらず、その後もう一回同様な症状が出ましたが(これで計3回)、それ以外はとりあえず動いてます。
時々しか症状が出ないとクレーム交換も主張しにくいし、このような場合どうしたら良いのでしょうか?
どなたかお知恵を貸してください。】



さて、ハンドヘルドGPSを山で使用するにあたって、精度と供に重要になってくるのが電池の寿命です。
カタログスペックには記載がありますが、実際に連続使用でどのくらいの時間電池が持つのか実際にテストしてみました。
山での使用とは条件が違うかもしれませんが、比較するための取りあえずの目安にはなると思いますので結果を公開したいと思います。

このテストでの電池寿命とはログを採り始めの時間からログの取得が不能となった時間までとお考えください。
アクティブログのままPCにダウンロードして、取得したログの最後の測位終了時間で単純比較しました。
(実際にGPSに付きっ切りでいれば理想なのですが、そんなに暇でもないのでこれでご勘弁ください)

Gps3
(こんな感じでテストしました)


機種はGARMINの ①MAP60-Csx/J と ②LEGEND-C/J と ③VISTA-Hcx/J の3種類、いずれも標準モードで、WAASはON、①と③に関してはコンパス機能OFFという同条件、また、実際の使用を想定して室内の窓側のスペースに20センチ間隔で並べてテストを行いました。
使用した電池はTOSHIBA製の“アルカリ 1”という品名の電池で同じパックから取り出した新品を使用しています。
環境は11月下旬の関東南部での夜間を挟んでの測定です。
また、②に関しては時々衛星をロストしていたようでログが細切れでしたが、一応最後に取得したポイントの時間までを電池寿命としました。

(実験結果)

第1位 →③VISTA-Hcx/J   25時間27分


第2位 →②LEGEND-C/J   24時間36分

第3位 →①MAP60-Csx/J   17時間25分

①MAP60-Csx/Jはほぼ予想どうりでした。
また、標準モードだと②LEGEND-C/Jよりも③VISTA-Hcx/Jの方が1時間近くも電池がもつのも以外でした。
カタログスペックでは②LEGEND-C/Jの電池寿命は標準モードで28時間なのですが・・・。
室内窓際という条件でしたので、感度が①③よりも劣るLEGEND-C/Jは、測位できたりできなかったりでログも細切れになっていましたから、頑張って衛星を探していて消耗しちゃったのでしょうか?

以上、電池の個体差や実験時の状況などで必ずしも機種別電池寿命の優劣を表現していないかもしれません。
また、ログが記録できていたからと言って、正常に操作でき、また正しい表示をしていたかは見張っていたわけでないので定かではありませんが、よろしかったら参考にしてください。

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2007年12月 8日 (土)

Vista-HCx 日本語版、その性能は?②

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆
(今回のテストの評価ではありません)


MSAS(WAAS)の運用開始で測位精度が向上したGPSですが、高感度が自慢のVISTA/Hcxは冬山では一体どういった振る舞いを見せてくれるでしょうか?

11月末初滑りを兼ねて山に行く時に早速VISTA/Hcxのテストをしてみることにしました。
また、今回は評判の良いニッケル水素電池“エネループ”が寒冷時にGPSと相性が良いのか併せて試してみることとしました。
“エネループ”の説明書には-10℃までは起電力が落ちないと堂々と書いてあったし、ネット上にエネループを-20℃で使用してOKだったとの記録もあったので、常温でも1.2Vで作動する機器なら低温での電圧降下が無ければ何とか使えるだろうと、その謳い文句を信用して今回テストしてみることとしたのです。

Vistaimage
(テストしたのはここです!)

結果は・・・。

うーん・・・・。

ザックの雨蓋に入れといたら、ログは採れていたのですが、取り出して見ようとしたら液晶表示が極薄になっていてまったく表示が見えませんでした!
寒いといっても-5℃程度はあるはず・・・これでは寒さに強いと言っているエネループであっても、ニッケル水素電池は冬山では使えないな・・・って感じですね。
冬でもGPSにエネループを使用して問題が起きていない記録のケースと、何の条件が違うんだろう・・・?

ニッケル水素電池が寒さで電圧降下して、液晶の要求電圧以下になってしまったのか?
はてまた、別の原因なのか、たぶんGPS本体には問題ないと思われますが、eトレックには液晶に不具合があったり電源系にトラブルがあったりした報告も少なくないので、その可能性もゼロではありません。
あるいは、この機種固有の電池との相性の問題かもしれません。

今度はアルカリ電池やオキシライド電池も使って、続けてテストしてみたいと思います。
やはり極寒時は一本400円と高価格でも“FUJIフィルムのリチウム電池”かなあ・・・?

GPSでなく電池のレポートみたいになってしまいました。スミマセン!
不明な点が残りましたので・・・
たぶん、続く・・・

《その後》
HCxに不具合発生!
電源をOFFしたら液晶表示は消えたのですがビープ音が止まらなくなりました!
結局電池を一旦外してから入れなおしたら解決し、次回以降は暫く異常は発生していませんがこれでは怖くて山には持って行けないです。(当分MAP60に引き続き頑張ってもらうしかなさそうです)
したがって、この記事の内容はその影響かもしれませんので引き続きテストして結果をご報告しようと思います。

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2007年11月29日 (木)

Vista-HCx 日本語版、その性能は?①

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


去る11月11日、GARMINから待望のVista-HCxの日本語版が発売されました。
発売が予告された時点で、出たら我慢できずに買うだろうなぁ・・・と自分でも予想はしていましたが・・・やはり無理しても早速買っちゃいました。
まぁ、GARMIN純正のマップソース(TOPO)は使わず“UUD製作所”の地図を使うつもりだったし、マイクロSDカードも手持ちがありましたので本体のみの出費で済みましたが・・・。

早速地図を転送しましたが“UUD製作所”のマップは全国の10M等高線が表示できるマップセットをアップロードしても650Mバイト程度ですのでそれ程長時間待たされずに済みました。
早速電源を入れてみたのですが、やはり感度はずいぶん良いようで、建物の中でも早速衛星を拾い出しました。(MAP60Csxとほぼ同等といった印象で、室内でも窓際だったら精度3M位まで測位できることもあります)
また、いろいろ弄ってみましたが、従来機種とまず大きく異なる点は、省エネモードの設定ができず標準モードのみを使用するように割り切った機能設定がなされているという点でしょう。

Leg3 Vista
(左・LEGEND、右・VISTA-HCxのメニュー、省エネモードの有無に注目!)

従来機種でも省エネモードにするとWAAS機能が自動的にキャンセルされるようになっていましたから、このHCxシリーズでは新しい高感度チップの性能とWAASを利用した高精度測位のシナジー効果を無駄にしないための最善の策としてこのような設定になったのではないかと考えられます。
それでも、スペックを見るとこの標準モードでもアルカリ単三2本で25時間の作動ができると書かれていますから、従来のCxシリーズよりも若干大食いかもしれませんが、高感度チップを使用した60CsXが省エネモードで30時間標準モードで18時間である事を考えれば、このHCxの燃費が悪いとは言えないでしょう。
また、電池ケースの蓋が以前のeトレックシリーズではプラスチックだったのに、HCxではアルミ合金製になっていたのもびっくりしました。

Gpshuta
(左・VISTA-HCx、右・LEGENDの裏蓋)

わざわざ剛性も高いが質量・コストとも高い合金製に変更する理由は良く判りませんが、たぶん防水と本体を各種マウントベースに取り付ける場合の強度的な問題なのでしょう。
しかし、はっきり言ってこの素材変更は低温下で使用する機会の多い登山者やBCボーダー&スキーヤーには歓迎しかねる物です。
低温で起電力の低下するバッテリーの周囲を熱伝導の高いアルミ合金で覆うのは、どう考えても得策だとは思えないからです。

さて、近々標高2,000m以上の雪山に行く予定なので、次回はその山行での使用レポートを書いてみたいと思います。
また、通常私はGPSには起電力の低い(1.2V)充電池ではなく、寒さには弱くても電圧の高いアルカリ電池(1.5V)を使用しているのですが、“エネループ”というニッケル水素電池の宣伝を見ていたらはマイナス10度まで電圧降下が無いと謳っていたので、この電池が冬山で通用するかもテストしてみたいと思います。

以下、続く!

(参考)
ガーミンのGPSの電池ボックスには、電池取り出し用のリボンが付いていませんので電池の交換が面倒です。
普通この価格の商品でしたらその位の配慮は当たり前なのですが、そんな事お構い無しなのがアメリカ流なのでしょうか?
そこで私は、電池の下に極薄のプラスチックシートを挟んだり(↓右)、デンタルフロスのループを電池に巻いて(↓左)取り外しを容易にしています。

Gpsbatte

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2007年10月12日 (金)

“MSAS”運用開始!しかし・・・

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆

以前は一部のマニア用だと思われていたハンドヘルドGPSですが、地図表示が可能になった現在では登山や山スキー・山ボードを安全に楽しむ為の“普通の道具”として普及してきました。

私は現在GARMINの“LEGEND/C-J”と“MAP60CSx-J”をメイン使用しており、これらに“アップアップダウン製作所”の登山道の表示される地形図と、素晴らしい機能を持つフリーソフト“カシミール3D”を組み合わせれば、登山用としてはほぼ完璧なシステム(下の画像をご覧ください)が出来上がります。

Uud2
(破線で示された登山道と英語表記の地名表記に、カシミール3Dの日本語WP名が同時に表示されます)

しかし、これらのハンドヘルドGPSも以前のような意図的な誤差信号は停止されたとは言え、衛星の配置によっては時としてかなりの誤差が発生してしまいます。
また、地上波を利用したD-GPSという測位誤差減少システムもカーナビ用としては広く利用されていましたが、登山用としては実用的ではありませんでした。

そこで期待されていたのが、北米ではかなり前から運用されていた“WAAS”という静止衛星を利用した測位誤差補正信号システムの国内運用です。
わが国でも数年前にMTサットという静止衛星を利用したWAASの運用が決定したものの、ロケット打ち上げの失敗で出鼻を挫かれ、やっと衛星が軌道に投入された後も、試験運用の状態が長く続きなかなか実用に至りませんでした。
そんな訳で、ずいぶん待たされましたが、いよいよ9月27日から、日本版WAASとも言うべき“MSAS”が正式に運用開始となったのです。

Msasoff60 Msas60 Msas_leg
(MAP60とLEGENDのWAAS・OFFとONの画面、Dマークと42番の衛星表示は見えますか?)

これを、お手持ちのガーミンのGPSで使用するためには、画像のように“設定→システム→WAAS”と進んで「有効」を選択するだけでOKです。
その後実際に測位を開始し、信号のバーグラフの下部に“D”マークが表示されていれば(MTサットの信号を表す42番・50番のバーグラフも表示されます)誤差補正が機能していると言うことになります。

Msassystem
(黄色に強調されているWAASのメニューを“有効”にするだけ)

実際に使用してみますと、空が開けた場所で衛星の配置が良ければ3メートル以上、最高では2メートルまで精度が上がったのを確認しました。
しかし、樹林帯などでは通常のGPS衛星は補足して3D測位していても、MSAS信号を受信していない事もありますし、反対にMSASが無効であっても精度が誤差4メートルまで上がる事もありますので、MSASが正式運用されたとは言え実用上では「劇的な精度の向上」とまでは言い切れないというのが正直な感想です

これはWAAS(MSAS)が本来、主に航空機の航法支援を目的としたシステムであり、常に360度上空が開け受信可能域のすべてのGPS信号と、WAAS(MSAS)信号が常時安定して受信できる航空機を前提としてあるためで、登山での使用については稜線上で有効に機能したとしても、谷筋や樹林帯はWAASの想定外の条件という事なのかもしれません。
とは言え、これでますますGPSの実用性が高まったことは確かなので、今後も追跡レポートをおこなっていきたいと思います。

私も沢の詰めなどでは、基本的にGPSに依存した登山ではなく、読図力と感性を総動員した難解なパズルを解くような楽しみ方を好んではいるのですが・・・。最近は体力の低下に伴って根性も低下し、ついついこの文明の利器に頼ってしまう事が多くなりそうですから・・・。

(追記)
いろいろ試してみたのですが、MSASの作動は省エネ(バッテリーセーブ)モードではOFFされるようです
“LEGEND/C-J”と“MAP60/CSx-J”両機種とも同様なので、これはGARMINの設計意図だと思いますが、バッテリーを長持ちさせたい登山者としては省エネモードでもMSASが機能してもらいたいと思っているのは私だけではないと思います。
(特に高感度が売り物の“MAP60CSx-J”は、SirfのGPSチップの特性からか省エネモードでの測位誤差が自社チップを使用した従来機種より安定しないようなので、この機種の省エネモード使用時には注意が必要でしょう)

ファームウェアーのVer.アップで対応可能なら、ぜひ省エネモードでもMSAS使用の有効・無効の選択ができるようにしてもらいたいですね。

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2007年7月16日 (月)

GARMIN/MAP60CsX日本語版

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆(買うだけです)
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


携帯型GPSは日進月歩で進化しています。しかし、これだけに頼っているのは危険だと思いますし、初めからGPS頼みの登山をしていたのでは、はイザというときの読図力は身に付かないでしょう。
とは言っても、せっかくよい道具があるのなら安全登山のために利用しない手はありません。
そこで私がお勧めしたいのが“GARMIN/MAP60CsX日本語版”という製品です。

Map60

私は今まで数台のガーミンGPSを使用してきましたが、現在メインに使用しているのは“LEGEND-C/J”と“MAP60-CsX/J”で、何れも日本語表示のカラー液晶の製品です。
英語版のほうがかなり安価なのですが、ウェイポイント名を日本語で表示できないと山での道迷いの時など画面を直感的に読み取れないような気がしますし、カシミール3Dで作成した日本語のウェイポイント名をそのまま転送できる事を考えれば、高価格でも日本語版を選択するほうが賢明だと思います。
また、カラー液晶はかなり鮮明な描画で、色の違いで表示内容の判別もできますし、特に“UUD製作所”の登山道表示可能な地図ソフトを使用するときなどはカラー液晶でないと読み取りが困難ですから、地図表示可能機種でしたらカラー液晶以外の選択は考えられません。


私は“LEGEND-C/J”でも特に不自由なく使用していましたが、新たに“GARMIN/MAP60CsX日本語版”を購入してその受信感度のよさに驚きました。
SiRF/STARⅢというGPSチップを使用しているとの事ですが、今までの機種では衛星を補足できなかった場所でもしっかりと測位できているのには驚きました。極端な話、条件によっては建物の中でも測位できてしまう程といっても大げさではないのです。(ただし、バッテリーセーブモードの時はなぜか従来機種以下の測位制度に落ちてしまうという不満はありますが・・・)
また、2GのマイクロSDカードを入れれば純正の10m.等高線地形図(TOPO)の全領域を余裕で収納でき、山行ごとに地図をダウンロードする面倒さからも開放されます。

難点は少々重い(eTrexシリーズより僅か50g程度ですが)ということぐらいでしょうか。今後近い時期に高感度GPSチップを搭載したeTrexのHシリーズの日本語版が発売されるでしょうが、そうしたらその機種が登山用GPSのベストバイとなると思います。

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2007年7月15日 (日)

絶賛!GARMIN用の社外品地形図

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆(買うだけです)
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


Uud1

ガーミンの日本語版地図表示GPSは優れもので、これがあればホワイトアウトだろうと吹雪だろうと赤布やフラッグ無しでも道迷い遭難は起きないんではないかと思うくらいの性能を持っています。
これに偉大なフリーソフト“カシミール3D”で作ったルートやウェイポイントをGPS本体にアップロードしておけば無敵といってよいほどの威力を発揮します。
私は簡単な沢登りの詰めなどでは、敢えてログを記録するために持参しているGPSをザックの雨蓋にしまったまま見ないようにしている程で、GPSに頼り過ぎると自分の読図力が低下してしまうのではないかと心配してしまう位の便利道具です。

私は以前からガーミンの日本語版GPSに等高線表示可能な純正の1:25000地形図(TOPO)を使っていたのですが、この純正品の弱点は林道や登山道が表示されないということです。
社外品でガーミン用の英語版GPSに、等高線付の1:25000地形図を表示出来る地図ソフトがあることは知っていたのですが、地名表示もすべて英語ということで、深く考えずに敬遠していました。

しかし、この社外品の地図ソフトが日本語版GPSでも使用可能である事と、カシミール3Dで登録した日本語の地名と並列表示が可能だと聞き、製造元の“アップアップダウン製作所”から“日本詳細 1:25000地形図+TOPO Ver 1.2”(8400円)と、この地形図の20m.等高線を10m.表示にする“20m. トポプラス プラグイン”〈2100円)を購入してみました。

Uud2
(画面の中で破線で表された登山道と、地図ソフトの英語表記と、カシミールの日本語の登録ポイント名が同時に表示されているのがわかりますか?)

そして試しに使ってみたのですが・・・まさに大絶賛モノでした。国土地理院の1:25000地形図に記載されている林道や登山道は総て表示されており、これは登山用としては絶対的な強みで、沢の詰めで登山道を目指す時や、沢を下降して途中から並行する登山道に逃げる時など非常に役立つでしょう。
私見ですが“トポプラス プラグイン”は敢えて購入する必要は無いと思いますが、この地図ソフトとカシミール3Dの組み合わせは、価格の面でもベストチョイスだと断言できます。
ガーミンのGPSを登山に使ってる方には自信を持ってお勧めしたい製品です!

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